萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
| TOP | HP、リニューアルします! >>

マンスリー上次さん 6月号

joji.jpg清里フィールドバレエは多くの方々に支えられ第21回目を迎えます。準備も日一日と進んでいます。この夏に生まれるであろう新しいドラマを私も楽しみにしています。今年もフリーペーパーに清里フィールドバレエの特集が載りました。「ココチ」という冊子は山梨県内外に5万部配布の予定だそうです。また、長野県で配布されている「パプリカ」という冊子にも紹介され、本当に多くの方々に知って頂ける機会を得る事が出来ました。すべては支えて下さった皆さまのおかげです。そして、今年もチケットの販売に力をお貸し下さい。皆さまがお声を掛けてチケットを販売して下った事で回を重ねる事が出来ました。更に先日、世界で活躍が期待されるダンサーを生み出すことも出来ました。皆さまのお力で地域の宝物に育てて頂きたいと心から願っています。その他にも関係するたくさんの方に感謝の気持ちでいっぱいです。感動と夢の為に一人一人の人生が豊かになる事を祈ります。今年もよろしくお願い致します。

私は読売新聞の「週末寸言」というコーナーで年に6・7回ほど自分の意見を書いています。先日はこんな事を書きました。

一つのものを作り上げる。それは一人で出来るものから、多くの人が関わらないと出来ないものまで様々です。更にその時、その場所、その人でしか出来ないものもあります。フィールドバレエはまさにここでしか出来ないものの一つなのです。なぜフィールドバレエが続けられたのか。バレエ団、舞台、音響、照明、大道具、小道具、衣装等々。70人以上の裏方や60人のダンサー達の価値観は一人ひとりで異なります。皆それぞれが「良い舞台を作りたい」と思い、それぞれの立場で正しい事を考えます。その考えは誤りではありません。でも立場が変わり、見る方向が変わると全く違うものに見えてしまいます。真剣にそれぞれの立場で考えるが故にぶつかり合い、互いの意見を理解するまで、時には感情的になることもあるでしょう。しかし、互いの意見が理解出来た時から、バランスのとれた、お客様に一番喜んでいただけるような方向へと進んで行きます。関わったスタッフ達はお客様の反応を見て、自分がしてきた事が良かったのか悪かったのか判断し、更に良い方向へと自分達を高めていくのです。今年も最高の舞台を作り上げようと日々準備を進めております。様々な観点からご意見もある事でしょう。私共に気がつかない事がありましたらご指摘下さい。

前述の記事での事。フィールドバレエの中心的存在になっている大工さんが私にこう言いました。『社長!俺はフィールドバレエから逃げられねえから。何があってもやるしかない!』この公演を支える全ての方々の心の中に、『絶対に逃げない』『何があってもやりぬく』という強い覚悟のようなものを感じるが故に、今日までやってこられたのだと思うのです。そんな仲間と共に仕事が出来る幸せをつくづく感じる今日この頃なのです。
上次さんの気持ち
- | -