萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
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マンスリー上次さん 1月号

 新年明けましておめでとうございます。

 私は、今年はどんな年になるのかと聞かれたら、「新しい時代の幕明けの第一歩のスタートの年」と答えます。

 萌木の村は、私がロックを開店して40年を過ぎました。その40年は本当にいろいろの事がありました。リゾートブームがあり、清里は一時期とんでもない開発が行なわれました。そしてブームが去り、仲間が一人二人と清里を出ていきました。何故そうなってしまったのか。私は、私達が先の目標が見えないまま、自分勝手に乱開発をしてきたと思います。その自分よがりの考え方・行動が今の結果です。その中で多くの仲間や物を失いました。私達は悩みや苦しみを味わいました。そして、そんな辛い経験の中から新しい価値観や目標が見えてきました。私達が失敗したものは、建物を造り、商売をしてきた物ばかりです。でも、今自分の周りを見わたすと、美しい自然景観は変わることなく、今も私達を見守ってくれていました。私達は錯覚していました。我々人間の造物の方が神のつくった自然よりも勝っていると思った事でした。今私は、その神につくられた八ケ岳の大地で神を畏れ、神を敬い、その大地を生かしながら、新しい価値を生み出す仕事をする為の基礎づくりのスタートの年にする事を始めました。それは偶然とかブームではなく、必然の清里づくり、萌木の村づくりです。その為には、ハードとソフトが大車輪として必要です。この地が大好きで、感受性が強く、何か一つのものを持っている人その人達とチームを作り、必然の“物”“事”づくりを始めます。

 これから私がやる一つ一つの事は、すべて意味がある事です。すべての物事には、必ず何故という理由がある事をしていきます。結果として、10年後の萌木の村は、世界の中でここだけの個性のある場所になります。

 私は今、その時のことを考え、毎日毎日ワクワクして生きています。萌木の村に来られる時は、どうか10年後100年後の夢を想像して下さい。二度と失敗しない為には、皆さんの支えと指導が必要です。どうか一緒に歩んで下さい。いつか天国のポール先生に、「やっと解ったか、私の教えが」と言われる事を願い、1月1日の「マンスリー上次」と致します。
上次さんの気持ち
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