萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
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マンスリー上次さん 9月号

 今年の清里フィールドバレエで私達は、新しいチャレンジをしました。冠に『The』をつけ、ここだけの、この時だけの舞台を作りたい、今出来る最高の物を作り上げたいという思いで、作品も「ジゼル」一本にしぼり質を求めました。結果は・・・観ていただいた方々に評価していただきたいと思います。そして来年は25回、節目の公演になります。今から準備を進め、また一歩、前へ進みたいと思います。
 私は今萌木の村のあり方について、どうあるべきか、進化させたいと願い、改革に取り組んでいますが、【変わる】という事へのエネルギーは、なかなか大きな力が必要だという事を感じています。人は変わる事はあまる好きではないようです。私達萌木の村は41年間で、良きにつけ悪しきにつけ萌木の村らしい体質が出来てしまいました。それが時代と共に進化していく対応力を持たなければならなかったのに、いつの間にかその事を怠ってしまい、気がつくと遅れをとってしまっていた、という事になります。それでは萌木の村は続きません。
私はイチロー選手が4000本安打を打ち記録達成した時のコメントを聞いて、本当にすごいと思いました。今までにも彼の語録を読み、いつも自分に言い聞かせてきたのですが、彼の人生観、節目節目での言葉は私にとって大きな力になりました。

2013mshinbun.jpg 私は9月8日に、第三回目の震災プロジェクトとして東北へ行ってきます。
今回巨大オルゴール「ポールラッシュ」を帯同して行く予定でしたが、昨年・一昨年と二回にわたる東北への長旅の為、楽器のパイプが大きなダメージを受けていて、修復するには大手術が必要な事がわかりました。そのため今回は別のオルゴール3台を持って、バレエ団のダンサー達と行く事となりました。
8月に演奏した時に変な音が出て、初めて内部のパイプにダメージがある事が発見されました。簡単に直せると思ったのですが、それは甘い考えでした。これからも、楽器も環境も人も全て、イチローさんのように自己コントロールしなければ、と思うのですが・・・。私のような怠け者にはなかなか難しい課題です。
 秋に向かっては、山の中をくりぬいてワインセラーを掘っておりましたが、いよいよ年内に作り上げる予定で工事を再開します。でもそれは主に私の友人。足手まといの私達が人力でこつこつと毎日掘り続ける作業です。『こつこつ』といいうのが、実は最高の方法なのです。
少しずつ変化している私達に会いに来て下さい。
今、変わって行こうとしているのは、私だけではありません。
そんな人たちの応援団になって下さい。
上次さんの気持ち
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