マンスリー上次さん 11月号
2014.11.01 Saturday | moegi
清里は秋の紅葉が終わりを迎え、少し静かな季節に入ります。私達はいよいよ萌木の村の環境整備とひとり一人のスタッフがそれぞれの研修と目標に向かって準備と充電をする大切な季節を迎えています。
3年間続けて来た石積みや庭づくりは目に見えて変化が表れてきました。何よりポール・スミザーさんのガーデニング哲学を、作業を共にする我々作業スタッフも共有できるようになってきたのは大きな成果です。50年後100年後を夢みることができるようになりました。
Big Newsです。私が「こいつらまだまだだ」と思っている間に、若いスタッフ達は大きく成長していました。ビール職人の中村・松岡はアジアNo.1のビールを作る技術者になっていたのです。そんな彼らに続けとばかりに、各資格試験にチャレンジする者があらわれました。
萌木の村の中にある宝物探しも始めました。萌木の村の中にある世界一、日本一はいっぱいありました。実はこんな小さな会社なのにすごいものがたくさんありました。列記してみますと・・・
・世界に一つだけの自動演奏楽器(オルゴール)「リモネール1900」、「チッカリ
ング・9フィート・アンピコ・グランドピアノ」、「モーツァルト・バレル・オル
ガン」
・屋外で行われる日本で唯一のバレエ公演-清里フィールドバレエ
・日本一 八ヶ岳地ビール 「タッチダウン」(デュンケル、ロックボック、ショコラ)
・世界一 ガレ・オリジナルランプ
・日本一 脇田直紀のオルゴール及び修理技術
・アメリカ大陸横断鉄道の機関車にある鐘(開拓の鐘)
・永坂定夫の日本、中国、韓国の食器コレクション及びティカップコレクション
・日本一 ROCKオリジナルビーフカレー
私達は今この宝物をどう活かしどう皆様にお伝えしていくかを考えています。
ここにきて私は毎日毎日が楽しくて仕方ありません。若者の手助けをする、応援をすることが今の私の生き甲斐になっています。ただし、応援する相手は私の眼鏡にかなった若者だけです。
条件は1、嘘をつかない人。弁解したりごまかす人はダメ!
2、「ごめんなさい」が言える人。失敗してもいいから、気がついたら素直に謝ることが大切です。
3、感謝する気持ちがある人。自分だけでは何もできないものです。周りの人に助けられていることを知っていて、素直に「ありがとう」が言えなければなりません。
4、感動する感受性を持ち合わせた人。美しいもの、美味しいもの、人が努力する姿を見たりスポーツを見て心の底から「すごい」と感動できる人です。
5、笑顔が素敵な人。会話する相手の目を見て話し、相手の人の心まで幸せにしてしまうような笑顔の素敵な人です。
この五つです。私はこんな人達と一緒に仕事をしていきたいと思います。そして萌木の村には何人もそんな若者がいます。私は自分が学んできたこと、失敗から得たこと、出会ってきた人達、そのすべてを皆に分けてあげたいと思うのです。
しかし、本当に人生はこんなに楽しくて良いのでしょうか。実は決して全てがうまくいっている訳ではないのです。清里の衰退は目を覆うものがあります。また、萌木の村株式会社としての収支もまたまた厳しい。こういう状況でさらに未来(さき)が見えないと人は不安と心配に支配されて苦しみます。自分の過去にも、もがき苦しんだ時があります。そんな厳しい状況の中で気がついたこと、教えられたことがたくさんあるのです。その結果現在があり、だから今が楽しくて仕方ありません。過去も順調で、これからもうまく行くのは面白くない。うまいものを食べ続けていると、うまいものがわからなくなる。お金がいくらあっても決して心は豊かにはならない。人生、“苦”があるから“楽”がある。私は最近思うのですが、もしあの世があるのなら迷わず地獄に行きたいと思うのです。平凡な天国に行くより、地獄に行って地獄を楽しい所にしたいのです。
なぜ私がそのような思いになったかというと、私は、自分が出会ってきた人々の中で誰が幸せな人だったのか、考えるようになりました。すると清里の開拓者の先人達が一番幸せだったのではないかという結論に達したのです。このお話は次回の話題にさせていただきますが、だから私は開拓者でありたいといつも心に念じているのです。
3年間続けて来た石積みや庭づくりは目に見えて変化が表れてきました。何よりポール・スミザーさんのガーデニング哲学を、作業を共にする我々作業スタッフも共有できるようになってきたのは大きな成果です。50年後100年後を夢みることができるようになりました。
Big Newsです。私が「こいつらまだまだだ」と思っている間に、若いスタッフ達は大きく成長していました。ビール職人の中村・松岡はアジアNo.1のビールを作る技術者になっていたのです。そんな彼らに続けとばかりに、各資格試験にチャレンジする者があらわれました。
萌木の村の中にある宝物探しも始めました。萌木の村の中にある世界一、日本一はいっぱいありました。実はこんな小さな会社なのにすごいものがたくさんありました。列記してみますと・・・
・世界に一つだけの自動演奏楽器(オルゴール)「リモネール1900」、「チッカリ
ング・9フィート・アンピコ・グランドピアノ」、「モーツァルト・バレル・オル
ガン」
・屋外で行われる日本で唯一のバレエ公演-清里フィールドバレエ
・日本一 八ヶ岳地ビール 「タッチダウン」(デュンケル、ロックボック、ショコラ)
・世界一 ガレ・オリジナルランプ
・日本一 脇田直紀のオルゴール及び修理技術
・アメリカ大陸横断鉄道の機関車にある鐘(開拓の鐘)
・永坂定夫の日本、中国、韓国の食器コレクション及びティカップコレクション
・日本一 ROCKオリジナルビーフカレー
私達は今この宝物をどう活かしどう皆様にお伝えしていくかを考えています。
ここにきて私は毎日毎日が楽しくて仕方ありません。若者の手助けをする、応援をすることが今の私の生き甲斐になっています。ただし、応援する相手は私の眼鏡にかなった若者だけです。
条件は1、嘘をつかない人。弁解したりごまかす人はダメ!
2、「ごめんなさい」が言える人。失敗してもいいから、気がついたら素直に謝ることが大切です。
3、感謝する気持ちがある人。自分だけでは何もできないものです。周りの人に助けられていることを知っていて、素直に「ありがとう」が言えなければなりません。
4、感動する感受性を持ち合わせた人。美しいもの、美味しいもの、人が努力する姿を見たりスポーツを見て心の底から「すごい」と感動できる人です。
5、笑顔が素敵な人。会話する相手の目を見て話し、相手の人の心まで幸せにしてしまうような笑顔の素敵な人です。
この五つです。私はこんな人達と一緒に仕事をしていきたいと思います。そして萌木の村には何人もそんな若者がいます。私は自分が学んできたこと、失敗から得たこと、出会ってきた人達、そのすべてを皆に分けてあげたいと思うのです。
しかし、本当に人生はこんなに楽しくて良いのでしょうか。実は決して全てがうまくいっている訳ではないのです。清里の衰退は目を覆うものがあります。また、萌木の村株式会社としての収支もまたまた厳しい。こういう状況でさらに未来(さき)が見えないと人は不安と心配に支配されて苦しみます。自分の過去にも、もがき苦しんだ時があります。そんな厳しい状況の中で気がついたこと、教えられたことがたくさんあるのです。その結果現在があり、だから今が楽しくて仕方ありません。過去も順調で、これからもうまく行くのは面白くない。うまいものを食べ続けていると、うまいものがわからなくなる。お金がいくらあっても決して心は豊かにはならない。人生、“苦”があるから“楽”がある。私は最近思うのですが、もしあの世があるのなら迷わず地獄に行きたいと思うのです。平凡な天国に行くより、地獄に行って地獄を楽しい所にしたいのです。
なぜ私がそのような思いになったかというと、私は、自分が出会ってきた人々の中で誰が幸せな人だったのか、考えるようになりました。すると清里の開拓者の先人達が一番幸せだったのではないかという結論に達したのです。このお話は次回の話題にさせていただきますが、だから私は開拓者でありたいといつも心に念じているのです。
季節の表情
- | -
- | -