萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
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マンスリー上次さん 12月号

  皆さん、12月1日(月)午後10:00からNHK総合テレビ「プロフェッショナル 仕事の流儀 大事なものは足元にある~ポール・スミザー~」という番組を是非見て下さい。イギリス人ガーデンデザイナー ポール・スミザーさんの庭づくりの特集番組です。私がここ数年言い続けていることがわかっていただけると思います。私達は今日も作業を続けています。八ヶ岳の開拓地から石を運び出し、萌木の村の自然園を作り上げています。
 環境が良くなるとすべてが変わって来るような気がします。若いスタッフ達が夢を持つようになり、行動的になり、私にいろいろなことを訴えてくるようになりました。先日、アジアでNo.1になったタッチダウンビールを作っている醸造の松岡が「来年3月に本場ドイツに行かせてほしい、世界一のビールを作りたい」というのです。もちろんOKです。バーテンダーの久保田はウィスキーの本場スコットランドの空気を吸って来たことで大きく成長しました。先頃「ウィスキーエキスパート」の資格に合格いたしました。一緒に渡英した若手・三上は競馬のサラブレットがパドックに入ったような状態で、今にも走り出しそうな勢いで、見ているだけで楽しくなります。どうも私の役割は若者の夢をサポートする役割に変わってきたように思います。イノベーションということはこのようなことを言うんだなと実感しています。
 萌木の村は、他のどこにもないもの、見たり聞いたりしたことがないことにチャレンジしていきたいと思っています。そんなことが私は大好きなんです。12月はオルゴール館のクリスマスコンサートが実施されます。そのプログラムは世界で初めての企画です。ピアノとマリンバと自動演奏楽器のコラボレーションです。これは本当にすごいですよ。私はリハーサルを見ていますが、これは感動ものです。そして冬の清里でよく目にする自然木のトナカイですが、すでに25年くらい前から作り続けています。今では東京でも見かけると思いますよ。見た方がフェイスブックやブログで知らせてくれます。私達はこれからも“ここだけ”“この時だけ”効率が悪くともコツコツと、規格品ではなく、より自然に近い物を丁寧に作り上げていこうと思います。
 今年最後の「マンスリー上次さん」になりますので、ご挨拶させていただきます。本当に充実した1年でした。皆様に支えられてチャレンジすることを許してもらえた1年でした。そして、もう少し未来のための基礎作りをさせて下さい。これからもよろしく見守って下さい。2015年は清里フィールドバレエをはじめとして、新しい感動を一緒に作っていきたいと思います。
 ありがとうございました。
上次さんの気持ち
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