萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
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「セグウェイ」がやってきた!

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ロック駐車場内の仕切られた一角で、何やら見慣れない乗り物が動き出そうとしていました。
あれは『セグウェイ』ではないですか!
乗るのも見るのも初めて!という方々を相手に、ロックの良さんが動かし方を指導していました。

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するとどうでしょう、ものの数分の指導を聞いた皆さんは、動き初めこそおっかなびっくりでしたが、次第にスイスイ、間もなく曲がるのも止まるのも自由自在に。

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ロックのコックさんも乗るやいなや。
運動神経も他の乗り物の経験も全く関係ないみたいです。
それにしても、皆さん直ぐさま簡単に乗りこなせちゃっています。
指導が特別上手なのでしょうか。
いやいや、良さんは公認のインストラクターでした(いつから?)。

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まだまだデモンストレーションの段階で、いつでもどなたでもご利用いただけるものではないのですが、近い将来、萌木の村内をセグウェイに乗ったお客様が移動されている、なんていう日が来るのかも知れませんね。

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マンサクの花が頭上でキラキラ輝き、足下のクロッカスは賑やかに咲きそろっています。
村は今、本格的な春らしい陽気に包まれています。
季節の表情
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「白樺妖精水」採取始まる!

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ハット・ウォールデン前では、今年も春の訪れを告げる白樺妖精水(樹液水)の採取が始まりました。 今年は3月になってから寒い日が続いていて、今朝も霜が降りたのですが、白樺の木にくだを繋げた先の容器には、しっかりと薄い乳白色の妖精水が貯まっていました。地中の栄養分と八ヶ岳の雪解け水を凝縮し、一滴一滴、 大事にくみ上げてくれた、正に大地の恵みのひと雫です。 自然って、たくましいなあと改めて感心させられます。

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この貴重な妖精水は、萌木の村のシェフたちの手によって、様々な季節限定グルメへと姿を変えていきます。昨年たいへん好評をいただいた、ビールの仕込み水に妖精水を取り入れたタッチダウン「八ヶ岳白樺ビート生」が夏前にまたまたお目見えする予定です。楽しみですね。
http://www.yatsugatake-beer.com/


なお、ハット・ウォールデンでは近くの白樺林を散策し、妖精水を使ったお飲物やお料理が楽しめるご宿泊プラン (4月3日まで ※天候等により変更する場合もあり)を承っています。詳細はHPをご確認いただくか、直接お問い合わせ下さい。
http://www.hut-walden.com/
季節の表情
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桃の節句に白い花

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確か昨晩は星空だったと記憶しているが、、、朝起きると真っ白!なんてことは決して珍しくはありません。だって暦の上ではまだ3月が始まったばかりなのですから。あとひと月ぐらいは、暖かさと寒さがジェットコースターのように乱高下する日々が続く事でしょう。

けれども、今朝のダイヤモンドダストが見事でした。あの美しさは写真では伝えきれません。運良く雪の朝に巡り合えた、ハット・ウォールデンご宿泊のお客様(お寝坊さんを除く)だけの特典ですね。

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餌台の写真ももちろん雪景色。気のせいか、鳥たちもテンション高めですね。


アスファルトに陰が見えていても特段気にしませんが、同じ陰が雪面に写っているだけで、ちょっと芸術性を感じます。

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暖かな陽射しもあって、国道の雪はほぼ解けていますが、枝道や日影の箇所等はくれぐれもご注意下さい。
季節の表情
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マンスリー上次さん 3月号

joji.jpg 今年は雪の少ない冬だと思っていたら、先週二度に渡り大雪が降りました。あまりにも乾燥が続き、萌木の村広場の芝が枯れていき、心配していた時だけに恵の大雪でした。私たちのように自然と共に生きる場所に住む者にとって、いつもと違うという事にはすぐ敏感になります。変化には二つあると思います。一つは毎年十人ずつ変化していく現象と、もう一つは突然今まで全くなかった事が起きる事です。昨年、萌木の村広場の芝の中に、私が名も知らない雑草が異常繁殖しました。こんな事は初めてでした。どうやってそれを駆除すれば良いかわかりません。自然の中で住むという事は、それらの現象に正面から受け止め、生きていかなければなりません。今の世の中が多くの別の問題で混沌しています。その事も確かに大きな問題ですが、私たちのもっと基本的な問題のほうがはるかに大切なのに、その事を考えずに一日一日過ごしてしまうと、そのつけは大きな負債として残ってしまうのではないかと思うのは私だけでしょうか。「この清里とはいったい何なんだ?何の役割があるんだ?迷うな、迷うな」断固たる価値を今、文章にして皆が共有すべき時だと思います。
最近私は、この清里の歴史の中で住人が一番輝いていたのは、いつだったのかと考える事があるのです。戦後の開拓時代みんな苦しかったが、お互いに助け合い、夢と希望を追いかけていたあの時代の人達が一番輝いていたのではないかと思うのです。私はその理由として、恐らくその時の価値観と今の時代の価値観の違いではないかと思うのです。開拓して畑を作る事、種をまき作付けする事、すべて準備から始まるのです。この準備という事はすごく大事で、それこそ収穫の時の喜びを創造するのではないかと思うのです。今の時代もすべて同じだと思うのですが、多くの事が分業化、効率化してしまい、見えないことが多くなってしまったのではないかと思います。私は田舎で住むことは、決して効率化を求めるのではなく、別の方法を探るべきだと思います。こんな事を考える今日この頃!
上次さんの気持ち
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