萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
<< August 2012 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

ここど〜こだっ?!

120820-1.jpg
初めて見るアングルの画像、という人も多いかもしれません。まぎれもなく萌木の村内に現れた緑豊かな小道。背の高い木が日差しを遮り、道の脇を流れる小川の水が涼を運んでくれています。

120820-2.jpg

120820-3.jpg

120820-4.jpg
どこを切り取っても、素敵な一枚の絵になります。
さてどこにあるんでしょうか?ヒントは後方の白い建物かな。

120820-5.jpg
広場には先週閉幕したフィールドバレエの舞台の資材が少し残っていました。ついこの間まで、ここのあのステージがあった訳ですが、なんだか遠い過去のように思えます。もちろん目をつむると、今でも星空の下での感動は鮮明に蘇ってきます。

120820-6.jpg
いつもバレエの話題に隠れてしまっていましたが、今年もメリーゴーラウンド前のテラスには似顔絵描き&パフォーマンスの澤村さんが来てくれています。もうすっかり夏の景色の一つに同化されていますね。村の中でも特にここは子供たちがよく集まる場所。今年も子供たちの笑顔が、森にあふれていました。

120820-7.jpg
メイフェアの大石店長が見せてくれて帽子の中には、大きなオニヤンマが入っていました。涼しい店内に迷い込んできたのでしょうか。特別お店が涼しい訳ではなく、事実秋に向かって朝晩の気温が下がってきています。とんぼたちにとっても過ごしやすい季節になってきているみたいですね。

120820-8.jpg
季節の表情
- | -

清里フィールドバレエ 23rd.を終えて

清里フィールドバレエ実行委員長・舩木上次より皆様へメッセージをお送りします。
上次さんの気持ち
- | -

「清里フィールドバレエ 23rd.」無事終演

120816-1.jpg
「清里フィールドバレエ」最終日を飾る演目は名作中の名作・白鳥の湖。この大舞台に挑むのは子役の頃よりフィールドのステージで照明を浴びてきた吉本兄妹。フィールドを知り尽くした安定感は若くしてベテランの域。フィールドの将来さえ安堵を覚えます。

120816-2.jpg
しかしその二人の師匠・川口ゆり子先生の演技はもっともっと深いテーマを投げかけてくれているようでした。圧巻です。そして今年もこの舞台を目に出来た事を幸せに思います。

120816-3.jpg
16日間の公演の終了を告げる花火。公演に携わって下さる全ての方々への感謝の気持ちがはじけたような瞬間でした。

120816-4.jpg
客席の皆様へ感謝、ステージへ感謝、そして萌木の村をとりまく清里の自然に感謝・・・。

120816-5.jpg

120816-6.jpg
笑顔のダンサーに見送られて、清里の一夜はあったかい思い出となって胸に留まります。


16日間、本当にありがとうございました。
また来年もこのフィールドでお会いしたいですね。
季節の表情
- | -

後半も見所満載!

120808-1.jpg
清里フィールドバレエは昨日休演日を挟んで、今日から後半戦がスタートしました。
今日の演目「白鳥の湖」では、新たに若きダンサーがはばたきました。山田美友さん、オデットとオディールの二役主演を初めて披露してくれます。

120808-2.jpg
開演間際より落ちてきた意地悪な雨粒に、終止ハラハラさせられましたが、舞台上の山田さんはそんな不安を微塵も感じさせない堂々としたステージで、会場の全ての人々の目を釘付けにしました。清里のフィールドから、また新しいヒロインの誕生です。

120808-3.jpg
あっという間に2時間のステージが過ぎていった感じがしました。
夢中で見ている時は気にならなかったのですが、雲行きによっては気温はだいぶ下がって来ます。
ご来場の際には一枚上着を多めにお持ちいただくことをおすすめ致します。
季節の表情
- | -

圧巻の演技!

120805-1.jpg
清里フィールドバレエ四日目、開幕して最初の週末ということもあり多くのご来場をいただき、開演前から会場は熱気に包まれていました。

120805-2.jpg
今日の演目は「かぐや姫 -LUNA-」。初日から若きダンサーたちのフレッシュな踊りが話題となっていましたが、今日の主役・かぐやは、第一回フィールドバレエからここ清里の舞台を踏み続けてこられた川口ゆり子さん。年数を重ねて尚みずみずしさと圧倒的な存在感で物語を先導します。

120805-3.jpg
素敵なダンサーが舞った森の舞台の「竹取物語」、カーテンコールの頃にはぽっかりとお月様が夜空に浮かんでいました。
季節の表情
- | -

いよいよ開幕!清里フィールドバレエ

IMG_3844.jpg
午後7時、開場のアナウンスとともに広場のゲートがオープン。待ちに待った清里フィールドバレエ(23rd.)、14日間にわたる公演のスタートの瞬間です。

IMG_3847.jpg
熱いのは舞台だけではありません。会場後方のブースでも関連商品・限定グッズのセールで明るいうちから賑わいを見せていました。こちらはダンサーがデザインしたオリジナルTシャツ。

IMG_3829.jpg
メイフェアさんのバレエグッズは今年も充実!ぬいぐるみにキーチェーン、アクセサリーなどなど。

IMG_3832.jpg
こちらはてんつくりんさんのブースで人気の万華鏡。地元作家さん作の数量限定フィールドバレエヴァージョン。

IMG_3868.jpg
初日スペシャルプログラムでは、コンクール上位入賞の若きダンサーたちがいきいきした舞台を見せてくれました。数年後、このフィールドや名だたる舞台で主役となる原石たち。既に眩しいくらいの輝きを発していました。
IMG_3969.jpg
季節の表情
- | -

マンスリー上次さん 8月号

 今年も清里フィールドバレエが始まります。
23回目、本当にここまで続き、年を追うごとに進化して新しい感動が、それぞれの時に生まれました。今年もまた新たな物語が生まれそうな、そんな期待で今私は胸が高ぶっています。
清里フィールドバレエの歴史の中で初めて17才の女性が主役を努めます。その女性は佐々木万璃子さん。15才でローザンヌバレエコンクール3位に入賞(女性で最高位)した方です。イギリスに留学して2年、清里フィールドバレエでその姿を見せてくれます。清里フィールドバレエが彼女を育てたと言っても過言ではないと思います。子供の頃から何かを持っている、そんな輝きをいつも私は感じていました。いつか日本を代表する一人になる彼女の第一歩を、私達は見る事が出来るのです。その舞台に私達は関わっていられるのです。なんと幸せな事か。
オリンピックでもそうですが、ヒーローが誕生するというのは新しい時代の幕が開かれる時です。その時、私達の役割も変わります。その自分自身の役割は何なのか?最近いつも私はその事を考えるようになりました。
3月11日の震災から日本の価値観は大きく変わったと私は思うのです。一人一人、この世に命を与えられた人達が、たった一度の人生の中で「生まれてきて良かった、そして貴方が居てくれて良かった」と思える"役割"を手に入れる事が出来たら、それは人生の勝利者になれるのではないでしょうか。
今、私達はその事を実感しています。今年は会場の整備・舞台作り、全てがハードな作業でした。関わった一人一人が全力を出し切り、ここまで来ました。ダンサーたちも、この舞台に立つに相応しい練習を重ねてきました。舞台を支える裏方そして舞台に立つダンサー、それらの人達を守るもう一つの裏方・・・日々の食事を作るお母さんたち、バスの運転手さん、今日からこの2時間の本番の舞台の為に、100人を超える人達が、一つの思いで動き出します。『この舞台を見てもらいたい』。見に来て下さる皆様がいるから、続けられる事が出来ます。
本日、被災地・石巻から子供たちが、スタッフと共にこのフィールドバレエを見に来て下さいます。笑顔を感動を勇気を持って帰ってもらいたい。そうしたら、本当に私達は幸せ者だと思います。

会場で貴方にお会い出来るのを、楽しみにしております。
上次さんの気持ち
- | -