萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
<< November 2013 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

盛況!「八ヶ岳、お酒とジビエの冬祭り2013」

131124-1.jpg
冬の到来を祝う恒例イベント『八ヶ岳、お酒とジビエの冬祭り』が好天の下、萌木の村広場にて開催されました。連休ということもあり、朝からたくさんの方々がお集まりになり、イベントオープンを待ちきれない様子でした。

131124-2.jpg
ジビエ祭りといえばこれ、狩猟肉のおっきな固まり!

131124-3.jpg
ハット・ウォールデンからは鹿カツのカレーライス!
そして鹿チャーシューをのせた特製ラーメン!どちらも好評でした。
131124-4.jpg

131124-5.jpg
おなじみオーベルジュさんのドラム缶ピッツァ、鹿サラミがアクセント。

131124-6.jpg
オーチャードハウスさんからは「鹿まん」。正にここでしか味わえない一品でしょう。

131124-7.jpg
オールドエイジさんのイノシシ鍋も迫力満点!

131124-8.jpg
ハイランドホテルさんの鹿肉の赤ワイン煮、オープンサンドも飛ぶように売れていました。

131124-9.jpg
地元の甘〜いサツマイモ「明野金時」は石焼き芋に。

131124-10.jpg
Morimotoさんの生ハム(イノシシ)はワインがすすみます!

131124-11.jpg
キャロルさんは自慢のアップルパイを。一足早くサンタさんに会えたようで得した気分でした。

131124-12.jpg
県内優良ワイナリーの皆さんが持ち寄った新酒&おすすめワイン、ジビエ料理と良く合います!

131124-13.jpg
美味しい食事にみんな笑顔です。
131124-14.jpg

131124-15.jpg
自然木工房ONOさんのブースもオープンと同時にトナカイの製作体験が。しばらくすると、自作のちっちゃなサイズのトナカイをお土産に持ち帰られるお子様がたくさん見られました。

131124-16.jpg
子供さん方に人気だったのはやっぱり「もえすけ」。たくさん握手してもらったし、一緒に写真も撮ってもらいましたね。

131124-17.jpg
ピエールは奥様・お姉様方をターゲットに楽しんでいただいているようでした。

131124-18.jpg
今年会場に初お目見えしたのは良さんのセグウエィ試乗体験。最初は皆さんおっかなびっくり!?でも慣れると楽しい!

131124-19.jpg
そしてイベント一番の盛り上がりを見せるのは今年も『鹿の解体実演』でした。
皆さんの食いつきが違います・・・。

広場を目一杯使ったイベントやお祭りは、年内だとこのジビエ祭りが最後です。
でもこのあとに待っているのは静かでロマンチックな"クリスマス"、決して派手ではありませんが、落ち着いた中で大切な方とほっこり出来る高原のクリスマスには、ぜひ今日よりも暖かい服装でお越し下さい!
季節の表情
- | -

Xmasディスプレイ

131121-1.jpg
先日の広場で結成されたこの冬のトナカイ隊に、今日はサンタさんも加わり、いよいよクリスマスシーズン到来の気分が高まってきました!

131121-2.jpg
村民の手により、今年も生のモミの枝からリースやディスプレイを作っていきます。

131121-3.jpg

131121-4.jpg
南北のゲート付近に飾られました。
131121-5.jpg

131121-6.jpg
ちっちゃなトナカイたちもおめかししています。

131121-7.jpg
ホール・オブ・ホールズ前の「そらごーる」もいつの間にかクリスマスバージョンでした。

これからもクリスマスに向けて、店内外の飾り付けが本格的になっていきます。イルミネーションも楽しみですね。寒くなっていますが、日が暮れてからのディスプレイも是非見に来て下さい。
季節の表情
- | -

トナカイ隊2013

131114-1.jpg
広場が落ち葉で覆われる季節、今年もチェーンソーで太い木をきざむ音色がこだましてきました。
そうです、トナカイ隊の製作が始まったのです。

131114-2.jpg
材料を丁寧にきざみ、
131114-3.jpg

131114-4.jpg
ボルトを入れる穴を開け、

131114-5.jpg
一番ごっつい胴体部分に足をとめていきます。

131114-6.jpg
立ち上がるとなかなかの大きさ・・・

131114-7.jpg
要の首部分、身長に接合。

131114-8.jpg
移動は4人がかり!

131114-9.jpg
夕方までにズラリ勢揃いしました。(あとは耳としっぽだけ)
トナカイ隊を見ると、今年も冬が来たって実感が沸きますね。
クリスマスにはまたおめかしをして、皆さんの目を楽しませてくれます。
季節の表情
- | -

冬らしい色になっていきます。

131108-1.jpg
11月8日、八ヶ岳初冠雪の朝となりました。青い空に白い帽子♪

131108-2.jpg
寒くなるほどに旨味を増す干し柿。今年もレストラン・ネストの軒先を彩っています。

131108-3.jpg
ホテル前の鮮やかなカエデの葉が地面に落ちきる頃には、巣箱に冬の野鳥たちが顔をのぞかせている事でしょう。

131108-4.jpg
ズラリとそろった色鮮やかなラベルは今年の"山梨ヌーヴォー"たち。
フレッシュな甲州、そしてベリーAの新酒をぜひ味わって下さい。この時期だけですよ!

131108-5.jpg
フレッシュとは真逆にお酒を寝かせて美味しくしてやろう、そのためのお部屋作りをしている村長率いる穴掘りプロジェクトチーム。ただいま貯蔵室の内装工事中です。(結構広いんです)

131108-6.jpg
本日作業のお手伝いをしていたのはバー・パーチの久保田バーテンダー。そう、ここで熟成されたお酒は最終的に彼の手によってお客様のグラスに注ぎ入れられます。熟成具合、飲み頃を見極めるのも彼次第です。楽しみですね。
季節の表情
- | -

もうちょっと楽しめるかな。

秋の深まりとともに、葉の色付きも濃さを増してきています。
ただ、今年は不安定な天候の影響もあってか、前線の下降はゆっくり各駅停車なみ。
ピークも過ぎて後は落下するのを待つばかりの葉もあれば、未だ緑の若々しさをキープしている葉もあったりで、よく分かりません。
131103-1.jpg

131103-2.jpg
黄色の発色は目を見張るものがあります。
131103-3.jpg

131103-4.jpg

131103-5.jpg
いろんな色が同居しているてんつくりん前
131103-6.jpg

131103-7.jpg

131103-8.jpg
赤くなりきれていないのかな、オルゴール館前のモミジ。

131103-9.jpg
最後は千日香の鮮やかさな色をお借りしましょうか。

今年の紅葉はゆっくり長く進んでいるみたいなので、終わるとすぐに冬が待っていそう。
季節の表情
- | -

マンスリー上次さん 11月号

  私たちは今、萌木の村の小さな尾根(小山)の所に室(トンネル)のような穴を掘っています。勿論、人力で手作業です。昨年から作業を始め、今回また再開しました。一鍬一鍬、土を掘って行きます。粘土層の地下の土は固く、一日作業をしても1m位しか進みません。横穴を掘り、小さな室を作り、そこにワインやウィスキー、そして私共のアルコール度数の高いロックボックのビールも保存し寝かします。夏も冬もその中は14度前後です。そこで寝かされたワインやウィスキー、ビールが熟成される事を夢見ています。
 131030-2.jpgこの穴を掘って思う事は、この時代、何でもかんでも効率化ばかり求めた為に、人の力による作業が全て機械化されどこでも同じ物ばかりしか出来なくなりました。私たちのような清里に住む人たちは自然と向き合いながらこつこつと手作業で共生していかなければいけないのではないか。今私たちのしている事は現代社会の中では非常に馬鹿げた事のように思われますが、実はこの作業を通して多くの事を学び、考える力を、私たちは手に入れました。
機械を使って作業をする事は人にとっては効率的かもしれません。でもそれでは"味わい"はありません。私たちの作っているこの穴はとっても素敵になります。
 清里の自然景観は、私の子供の頃はとっても美しく今よりも素敵でした。何故かと言うと、石油も電気も今とは違いました。そのため生活は森の木材を燃料として使っていました。炭も木から作っていました。林は人の手が入っているため、今はうっそうとしていますが、太陽の光が地上に恵みを与えていました。山野草が咲き乱れ、スズランが群れている所もいっぱいありました。今その場所はクマザサで覆われています。開拓者が入植した頃この地は、松のクマザサに覆われていたと言われています。そこを開拓して畑を作り、森の木の恵みで冬の厳しい寒さを耐えて生きてきました。
清里の萌木の村の景観を考えた時、森と木に関わる仕組みを作らないと、人はいつか手を抜きます。例えば、私たちのホテルのレストランには石油ストーブが2台、薪ストーブが2台あります。私は寒さから暖房が必要な時にはまず薪ストーブから。そして足りない時には石油ストーブと決めていますが、時々薪が用意されていなく、石油ストーブで部屋を暖めています。石油ストーブがそこにあるから・・・、取ってしまって暖炉とか薪ストーブだけしかなければ、薪で暖をとるしかありません。その為にはそこの木を切り薪を作るのか。
皆様にはぜひ木の燃える、そんな中で食事とお酒、そして語らいをしてもらいたい。
必然な仕組みを作る事が大事だと思います。私は今ここだけ、この時だけ、という"物"、"事"づくりをこの萌木の村で提供していこうと考え、その追求をしていこうと思っています。
 年内にこの穴は出来る予定です。楽しみにしていて下さい。
上次さんの気持ち
- | -