私は今、不安に思うことがあります。 ホテルを改装し、レストラン・BARをリニューアルオープンさせ、ポール スミザーさんと一緒にガーデニングに励み、村内の環境が整備された中で、フィールドバレエのクオリティーアップ、ビールの品質向上等、ここ数年、スタッフ共々努力を重ね、一歩づつ前へ進んでまいりました。そのことが、急に認められ、多くのテレビ、ラジオ、新聞、雑誌に取り上げられ萌木の村の認知度が異常に上がっています。
本来ならば喜ぶべきことなのですが、今の実力以上の評価に戸惑っています。 私は、真の実力をつけ、この時代を乗り切り、未来に続けていきたいと思っています。
私はかつて、清里がアンアン・ノンノなどの雑誌によって急速にブームになり、そして急激に衰退していったことを知っているので、沢山のメディアに取り上げられ、告知され、有名になっていくことに、浮かれてはいられないのです。
私が、バーテンダーと共にBARを造った時の夢は、いつかウイスキーとBARのバイブル的な雑誌「ウイスキーワールド」に取り上げられたい! ということでした。
それが実現しました。 なんと、サントリーチーフブレンダー 輿水精一氏とスコッチ文化研究所代表 土屋守氏とのBARでの対談という形で・・・
清里フィールドバレエをもっともっと知って欲しいと願い続けていました。そんな思いが通じたのか、朝日新聞が全国版の一面にカラーで、読売新聞も全国版で大きく掲載してくれました。 NHKラジオでも私とのやり取りが全国放送で流れ、全国各地の仲間から、「新聞を見た」、「ラジオを聞いた」との慰労の電話や手紙を貰いました。
私は、来てくださったすべてのお客様が、「この地を訪れて良かった。」と思っていただけるよう、自信が持てる強い受け入れ状態を創りたいのです。 来てみたら、「新聞やテレビで紹介されたのとは違うじゃないか。」では、ダメなのです。
私達は、今まで無理をしてきました。ギリギリの経営もしてきました。小さなことで大きな失敗をすることもありました。 私は、萌木の仲間に言っています。「今を乗り切れば 新しい萌木の村を創れるかもしれない。しかし今が最大の危機でもある。」と
これからも、多くのメディアで取り上げられる予定ですが「ここで浮かれるなよ」と
夢だと思っていたことが、夢以上に叶ってしまいました。
今迄、萌木の村、私のことをずっと見守ってきてくださった皆様 どうか私達が気がつかないこと、私達のミス等、厳しくチェックしてください。
失敗がないことが普通
きれいなことが普通
笑顔で感謝することが普通
そんな萌木の村にしたいのです。
今、私達は変わること 生みの苦しみの時
これを乗り越えれば一皮むけると私は信じています。
[第25回 清里フィールドバレエ メディア掲載・放送結果報告]