萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
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八ヶ岳、お酒とジビエの冬祭り2015

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今年も冬の訪れを告げるイベント「八ヶ岳、お酒とジビエの冬祭り」が、快晴の下、広場で開催されました。

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開場ほどなくして、広場は美味しい湯気と煙に包まれました。これぞジビエ祭り。
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ハット・ウォールデンのブースでは、ベテランの二人が手際よくカツカレー用の鹿肉カツを大量に揚げていました。

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特製ラーメンも大人気!

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もちろんチャーシューは八ヶ岳産の鹿肉です!

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県内の優良ワイナリーさんがもちよったおすすめワインも大好評。ジビエ料理とよく合うんですね。

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ピエールはどのテーブルにいっても盛り上げてくれます。

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自然木工房ONOさんのブースでトナカイ作り。

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地元のブランド大根・浅尾大根が破格値!

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いろいろ楽しいこと満載でしたが、最後は鹿ちゃんの解体ショーにぜーんぶもってかれてしまう、そんな清里のジビエ祭りなのでした。
季節の表情
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『森・想 morisou』研修会

萌木の村各施設のメンテナンスにともなう臨時休業に合わせて、村民総出の研修会が催されました。
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講師はガーデニングや森林のスペシャリストの方々。
ご存知ポール・スミザーさんからは広場のナチュラルガーデンで、実際に手入れの仕方を教わりながら、このガーデンの成り立ちやスミザーさんのこのガーデンに対する思いなども聞く事ができました。

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大量の落ち葉をかきあつめます。

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切り戻し。枯れた野草を切りそろえていきます。

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元気に次のシーズンを迎えるための大事な手入れです。

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村長もザックザク!

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続いて堆肥まき。

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余計な雑草の成長を抑える効果もあるそうです。

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ガーデンがきれいに冬支度できました♪

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続いては、地元北杜市にお住まいで樹木医でもあり、アーボリスト(樹木や森の専門家)でもある安藤さんにお話を伺います。

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ひろばカフェの裏手にある一本の木にロープをかけ、するすると登っていきます。
その間、ずーっと楽しい解説付きです。

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離れた枝先まで移動して剪定のデモンストレーション。

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ロープや滑車を駆使しての吊り下し。
随所にプロの技を披露されつつ、手仕事の大切さや森作り、人材育成についても熱く語って下さいました。

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ランチタイムをはさんで講演会。

今日一日の中身の濃い研修プログラムを、スタッフみんなが楽しく吸収している姿が印象的でした。
みんなが働いているこの萌木の村の風景は、多くのスペシャルな人たちの手仕事によって保たれ、日々進化していることを再確認しました。そしてみんなが色々な形で関わることによって、もっともっと素敵になることも感じられたのではないでしょうか。
村役場より
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晩秋の表情

冷たい雨が降った日の翌朝、朝日の輝きに誘われて広場へ。
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色付いた葉は少なくなり、全体的に色味は落ち浮いた感じになってきましたが、ススキの仲間たちは光を浴びてキラキラしていました。

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これからの季節は、お日様の陽光に暖かさとありがたさを感じられるようになります。

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野鳥の声が楽し気に聞こえ、山もくっきり近くに見えるようです。

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広場の中央、先日組み立てられた今年のトナカイ隊が凛と整列していました。クリスマスデコが待ち遠しいですね。
季節の表情
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トナカイ製作

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広場の方角から、チェーンソーや電動工具の威勢のいい音が聞こえてきます。
今年もトナカイ作りの季節がやってきました。

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不安定な空模様の中の隙間を縫って、トナカイのパーツ作りからすすめられます。

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一定の長さに切って、削って、組み立てて、、、
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バランスをとってまた削って、、、

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今年は50体以上製作する予定だそうです。
完成すると、クリスマスディスプレイ用に各店舗前でご覧になれます♪
季節の表情
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スケッチにもいい季節です。

四季折々の表情を持つ清里・萌木の村には、年間を通して多くのお客様がスケッチにいらっしゃいます。皆さん思い思いに、好きな場所で、好きなモチーフで、筆を踊らせています。

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今日も朝からスケッチを楽しまれているグループの皆さんがいらっしゃったので、ちょっとお話を伺ってみました。
皆さん東京や横浜のスケッチ教室の方々で、年に数回催されているスケッチ旅行で実は昨日から泊まりがけでお越しになっていたそうです。
清里へは2回目、前回は春にお越しで、紅葉の時期はこれが初めてとの事。お天気になって良かったですね。

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萌木の村は美しい自然と、味わいのある建物とのコラボレーションが素敵で、お気に入りだそうです。また紅葉の色合いがプラスされて、とてもいい絵になるのだそうです。

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本当にたくさんの方々が、スケッチや写真にして収めてくれる萌木の村の風景。
この景色を素敵なまま守りつつ、もっともっと魅力的なアングルを増やして、ご紹介できるようになりたいですね。
季節の表情
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マンスリー上次さん 11月号

joji.jpg 先日、野辺山に住む私の友人が野に咲く花々を写真にとって見せてくれました。私達の子供の頃には、山百合や桔梗、スズラン等など、周りには山野草が咲き乱れていましたが、今は見ることがほとんど無いという話をしました。ほんの少し残っている物を大事にして、せめて絶滅しないようにしなくてはと話は盛り上がりました。
野辺山の友人の自宅の近くの山に、花々の種があるので取りに行くことになりました。  ポール・スミザーさんの一番弟子である三浦さんという女性と一緒にその場所に行ってみました。彼女は花々の種を見るなり「宝物、宝物」と非常に興奮していました。
今まで手に入らなかった新しい物を手に入れられたことがとても嬉しかったのでしょう。名前を知らなければただの雑草です。しかし、その花の名前や価値を知っていると、宝物となるし、心まで踊ってきます。
友人と私は彼女の種をとる姿に今までと違う何か不思議な感覚を覚えました。これから私は山に行って花を見た時、ポール・スミザーさんに報告することが多くなるのだろうなと思います。花が咲き、実がつき、種になるとそれを収穫します。それをポール・スミザーさんが種をまき、苗を作り、萌木の村のガーデンに植えていく。このように、八ヶ岳の山野草がこの萌木の村で守られていくことは、何と素敵なことなのでしょうか。きっと近い将来この地に住む多くの人が山野草を自分の周りに植え込み、楽しむ時代が来るのではないでしょうか。
さて、ノーベル賞を受賞した大村智さんが森と自然の中で育ったことがどんなに大事かと仰っていましたが、本当にその通りですよね。星を見て宇宙の生立ちを考え、私達の地球を考えてみる。自然の中で私達も多くの命ある物の一つである事を考え、自分自身を見つめ直してみる。そんな事を気付かせてくれるこの清里は最高ですね!
上次さんの気持ち
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