萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
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3月のスタートは雪!

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2月後半は暖かな日が続き、例年より早いクロッカスの芽吹きの情報をお伝えしたばかりでしたが、3月初日は一日を通して水分を多く含んだ雪。

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明けて月曜日の朝は一面の銀世界!(今シーズンはもう見られないかと思っていました)

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ミゾレが冷たい風でカチカチになったのですね。
5月にはピンクの桜の花が揺れる通称:モエギザクラの枝先では、キラキラと氷の花が輝いていました。

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リスくん、尻尾が冷たそうですね!
ご安心を。このあとの元気な日差しに、だいぶ雪や氷も融けたみたいです。
この3月は冬っぽい日と春を思わせる日が数日おきにやってくるのだそう。日陰等には凍結している箇所の多く存在しますので、ご注意ください。
季節の表情
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マンスリー上次さん 3月号

joji2015.png 最近思う事・・・額に汗して働く事よりも知恵を使って楽しく生きる事のほうが正しいと思われる社会になってきてはいないでしょうか。本当にそれで良いのでしょうか。義務と責任の無い権利主張や言った者勝ちと思われるような出来事が多い気がします。そんな中でNHK朝の連続ドラマ“マッサン”は朝の道徳教育のような気がしてなりません。

 最近自分の目の前に起る事に対して、判断したり選択したりする自分の基準はどこからきているのかと考える事があります。何故この事を選んだのか、何故そう選択したのか。それはすべて過去の私の経験、体験、知識から判断している事に気がつきました。生まれてこのかた出会った父母を始めとする多くの人達、その影響は非常に大きいでしょう。そして生れ育った場所も大きな要因です。私は清里農村センター、今のKEEP協会で生まれ育ちました。ポール先生の考えを実践する為の施設で、その中のひとつ・実験農場で育ちました。子供の時から豚、羊、牛、鶏、トラクターなどに接しながら育ったのです。更にその時代の影響も大きく受けているでしょう。今と比べたら信じられない程の貧しさ。でもその時はみんなが貧しいので特別とは思っていませんでした。バナナを食べたのはきっと7歳か8歳ころだと思います。それも5mm位に切って1本のバナナをみんなで分けて食べました。初めて食べたバナナの美味しさは忘れられません。病気になった時、お見舞いにもらったミカンの缶詰の美味しいこと。私は小学校5年の時、一年以上も病気で入院生活をしました。その為一年落第しているのです。高校入試も失敗しています。そんな自分の人生の中での環境や起きたことすべてが、今の自分の考え方の物差しになっているのです。

 私にとってとても恵まれていたと思われるのは、私が生まれた時代がまさに、ポール・ラッシュ先生が理想のモデル事業を作り上げている真最中だったということです。情熱にあふれたポール先生の姿を目の当たりに見て育った事は、その後の私の考え方の基準に大きく影響しています。希望に燃えたポール先生。それを支え作り上げていこうとする集団の熱き思い。壁を一つ一つ乗り越えてそのたびに感動している姿。全員がチャレンジャーでした。私はそんな時代、場所、人に出会わなかったら今の自分にはなっていなかったと思います。

 私の中で最近はっきりしてきた事が三つあります。

1、セクシーとエロの違い
2、バクチとカジノの違い
3、酒に飲まれることと酒を通してふれあうことの違い

この三つの事は、一つ踏み外すといっぺんに下品になります。1→セクシーで素敵な女性やダンディーな男性に憧れますよね。2→ドイツ「バーデンバーデン」やイギリスのカジノではお金の嫌らしさを感じません。3→酒を飲んで憂さ晴らしをしたり異性をからかったりするのは醜いですが、お酒を通して楽しい人間関係を作ることは素晴らしいことですよね。何故そんな事を考えるようになったかと言うと、その三つの基準をポール・ラッシュ先生が持っていたような気がするのです。そして、それらを素敵に磨き上げるためにポール先生は芸術やスポーツをうまく利用していたのだと気がついたのです。

 そして、すべての人が生れてきて良かった、人生がおもしろくて充実している、自分自身が一番好きで、生れ代われるのならまた自分になりたいと思えるような社会になる事がとっても大事な事だと思うのです。私は開拓の時代の貧しさを知っていますし、オルゴールをコレクションした中で世界の大富豪とも出会いました。貧しい人もお金持ちもみんな平等に死というゴールに向かって生きています。そんな中で「人生の勝利者」とは人生の中でいかに感動という出来事に出会う事だと思うようになりました。今、萌木の村が進めているポール・スミザーさんの庭作りはまさに感動を作っているところです。今私は最高にワクワクしています。今年で4年目を迎えますが、春になると4年目の庭、3年目の庭、2年目の庭がいっせいに芽を吹きはじめます。こつこつ一日一日、日々の作業があったからこそ仲間と感動を共有できるのです。厳寒の中、現場のリーダー輿水さんとスタッフ達は毎日雪の中でも石積みの作業をしてくれました。周りから見ているとこんな冬の雪の中ここまでしなくてもと思う人もいるようですが、私達はそんな厳しい中でも楽しくて仕方ないのです。今やっている事が今年の春、10年後、100年後、1000年後どんなに美しく育っていくかと思うと毎日いてもたってもいられないのです。そして美しい山野草ガーデンに囲まれた中でフィールドバレエを開催し、皆さんにどんな感動をプレゼントできるのか想像するだけで今からワクワクしているのです。
上次さんの気持ち
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2月にクロッカス!

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2月後半、あったかいあったかいと思っていたら、やっぱり春の気配に一番敏感なハット・ウォールデン前のクロッカスが顔を出していました。
昨年開花のニュースを載せたのが3月15日ですから、間違い無く二週間以上早いお目見えになります。

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気の早い子が一輪、開いていました。

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写真後方に見えるのは、まだ開催中「寒いほどお得フェア」ののぼり旗です。そう、まだ二月なのですよ!
季節の表情
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冬こそ『バンド祭り!』

昨年の2月に開催された「バンド祭り」は大雪被害からの復旧応援イベントでした。
今年はあの積雪を思えばかわいいものです。が、やはり一年で一番寒いこの季節、楽しみを求めて外へ出ようとするその一歩が踏み出しづらくなるもの。
そこでロックの『バンド祭り』なのです。
今年も多くの皆さんがこの寒さの中、何かを求めて集まって来てくれました。
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パワフルな高校生バンドの飛び散る汗を見たくて。

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落ち着いた大人のジャズに酔ってみたくて。

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地元・清里の兄ちゃんたちの有り余る力で揺さぶってもらいたくて。

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そう、そしてなんだかんだと、見ず知らずの老若男女が、
音に包まれて一つになりたかったみたいです。
季節の表情
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オーロラ伝説2015

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今年で5回目を数える『八ヶ岳オーロラ伝説』は、土曜日でしかもバレンタインデーに初日を迎えました。日が傾き出した頃から、会場の丘の公園清里ゴルフコースには大勢のお客様がいらっしゃいました。

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例年、皆様にお出しして好評いただいていた萌木の村特製「オーロラドリンク」、昨年まではあったかいフルーツティーでしたが、今年はバレンタインということもあり、ホカホカのホットチョコレートです。あま〜いチョコレートを八ヶ岳産ジャージー牛乳でのばして、マシュマロをINしました。

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会場へ向かう導線は、暗くなると素敵な灯りが照らしてくれます。特別な二人にピッタリの演出ですね。

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家族連れに人気だったのはダンディー名取さん。ご存知「凍るシャボン玉」です。

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空中に放たれたとたんにきれいな模様をまとって固まっていく様子に、子供たちの目がくぎづけでした。

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さあ、オーロラショーの始まりです。闇と音と光に包まれて、ひととき寒さなんか忘れて見入っていました。
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http://yatsugatake-ga.com/tenkuhaku/Auroralegend.html
季節の表情
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バレンタインにピッタリ!

いよいよ心躍るバレンタインデーを週末に控え、プレゼントのご用意はお済みでしょうか?
萌木の村ではプレゼントに最適なアイテムがいろいろ揃っていますよ。
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定番と言えば定番ですが、ビール好きな方へのプレゼントとして、カカオを思わせる香りとビターな大人の苦みが特徴の期間限定ビール「ショコラ・シュバルツ」が何と言ってもオススメ。昨年の全国酒類コンクール「ビール部門」にて堂々の総合第一位受賞ビールですよ!エッセンガルテンとロックにてどうぞ。

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こちらはキャロルです。バレンタイン限定の手作りトリュフチョコレートです。ラム酒入りとオレンジ入りの2個セット。大人味ですね。自分用にも欲しい一品です。

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チョコばかりではありません。身につけるアイテムも人気なのです。国産ムーブメントの腕時計は、男心をくすぐります。メイフェアIIで販売中ですが、数が少なくなってきているそうです。お早めに!

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こちらも身につけるシリーズ。現在TBS系列で放映中のドラマ「ウロボロス 〜この愛こそ、正義。」の劇中内で登場するネックレスをモチーフに作られたブレスレットです。

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番組オリジナルのペンダントと同様に山梨で開発されたシルバー「Koo-fu(クーフー) Ag950」を使用しています。純度が高く、変色しにくい特徴を持っています。お色はグリーン(山梨県限定)、オレンジ、ネイビーの3種類。ペアで揃えてもみるのもアリですよ。
限られた公式ショップだけの限定販売、エッセンガルテンにてお買い求めになれます!
季節の表情
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シクロクロス in 萌木の村!

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ドロップハンドルの自転車でどんな悪路も走破してしまう、それが”シクロクロス”。ここ清里では清泉寮の舞台とした冬のステージが有名でしたが、『信州シクロクロス2014-2015』の第10戦は初めてここ萌木の村にコースが設定されました。

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2日ほど前に降り積もった雪、林間、石畳、ウッドチップ、枕木の階段、、、萌木の村のまさに北から南まで、縦横無尽に張り巡らされた変幻自在のコースに、全国から集結した100名を越える猛者たちが飛び込んで行きます。

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担いで急勾配を登る、"イジメ"にも似たコースを皆「楽しい!」と言います。

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(ゴールはすぐそこだニャー)

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数少ないガッツポーズでのゴールシーン。ほとんどの皆さんがヘトヘトでそれどころではありませんでした。

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表彰式はもえすけも立ち会って花を添えます。おめでとう!

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熱き戦いはキッズの部でも。

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大人以上にハードなシーンが満載!この日一番ギャラリーを興奮させてくれました。
(みんなカッコ良かったですよ!)
季節の表情
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マンスリー上次さん 2月号

joji2015.png 今年も萌木の村の石積みの作業が始まりました。4年目を迎える庭づくりですが、この環境整備は今後3年・5年・・・と続けていく予定です。そしてその進行と合わせて清里復活のプログラムも進めていこうと考えております。

 残念なことに最近「清里は清泉寮と萌木の村だけになってしまった」と言われるようになってしまいました。しかし、そんな清里で将来の夢を持って頑張る若い有望な人財が芽吹き始めているのです。彼らのためにも、開拓者の先輩たちが残してくれた財産を大切に保ちながら、少しずつ手を加えてもっと素晴らしい所に仕上げていかなければいけません。そのためにはこの清里では何をしていかなければならないのか、考えてみましょう。
 
 現実は高齢化と少子化問題が日本全国どこでも進行中です。私はホテルのバーのウィスキーの古酒を求めて長野・群馬・埼玉・山梨の酒屋さんを回ってきましたが、どこの市や町でも商店街はシャッター通りで、酒屋さんの8~9割は店を閉じています。歩けば歩くほどその現状は厳しいものがあります。地域内で経済的に自立することは至難の業です。地域外とつながりを持たない限り、限界集落となり、最後は消えてしまう運命です。その現実を日本のリーダーたちは本当にわかっているのでしょうか?!私から見ると甚だ疑問です。人間は五感で現実を感じ取り、それを知識と経験で理論的に裏付けして、そこから新しいイノベーション(新しい価値)を生み出していくのです。人は価値を求めます。私はこの新しい価値を生み出した所だけが生き残ることができるのだと信じています。その価値が生み出された場所に人は集まり交流がおこります。私達は新しい時代の新しい考え方で“風”を作っていきます。風景、風味、風習、風土、そして風格を!

 一見新しい考え方と思えますが、実は開拓時代の先輩たちの哲学と同じのです。もちろん時代が違いますので手法は違いますが基本は同じです。特に清里はポール・ラッシュ先生が作り上げたKEEP協会があります。清里・エジュケイショナル・エクスペリメント・プロジェクト、その考え方はまさに新しい時代の風でした。そこには多くの人々が学びのため・癒しのため・それぞれの目的で集まってきました。我々は二度目の開拓者になり、新しい“わーっ”という感動を作り上げ交流人口を増やし、清里を他にはないここだけの場所に仕上げていこうと思っています。そして、都会の若者だけが集まるのではなく、地方の若者の生き方のモデルになり、自然豊かで都会より素晴らしいと思われるようなハード・ソフトを作り上げていきます。

 今の私達は「産みの苦しみ」の作業を続けていますが、将来の「完成」を想像するだけで一日一日がワクワク・ニヤニヤです。人生は一度きりです。夢を追い続けることがどんなに大きな財産であるかを皆様にも知っていただきたいと思います。この3年間の変化は一歩ずつ少しずつでしたが、3年の月日の中で山野草は根付き昨年から大きく育ってきました。今年の夏には大きく変化した萌木の村がお楽しみいただけると思います。その変化とともに萌木の村で働く若者達も夢を追い始めました。世の中の流れがどうであれ、萌木の村は正面を見据えて生きていきます
上次さんの気持ち
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”つらら”成長中

朝晩の冷え込みと日中の気温上昇が日々繰り返され、屋根の雪は融けて軒下へ流れ落ち、つららへと姿を変えていきます。今シーズンも各店舗の軒先には、形の良いつららが見られるようになりました。

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エレンの東側。

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てんつくりんもきれいに出揃っています。

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キャロルの歩道沿いは今年も芸術的な仕上がりになっています!
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雨細工のよう、見ていて飽きませんね。
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こちらはシュガープラム北側。推定120cm、現時点ではこれがトップかな?

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と思っていたら、やっぱり最長はホール・オブ・ホールズのこれ。推定150cm!
でもまだまだこんなもんじゃありません。もっともっと成長を重ねて、どのお店のものも面白い作品になっていくと思います。ご期待ください。
季節の表情
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今朝も雪化粧

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昨日の雪でまたまた真っ白な萌木の村です。

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木の枝にもびっしり、樹氷がまとわりついています。

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寒暖の差が出てきたので、つららの成長が楽しみですね。

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ホテルの周りの木々にはたくさんの野鳥が。このヤマガラは本当に人慣れしていますね。けっこう近くで写真を撮らせてくれます。

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この雪、もともとはミゾレでした。水分の多い雪が冷えたので、さらさらの雪の下にはばりばりの氷が。

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トナカイたちのツノはもれなく花盛り(雪の)。

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日差したっぷりなので、もうすぐ融けると思うよ。君の頭の上の雪も。
季節の表情
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