萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
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清里フィールドバレエを楽しみにされている皆様へ

強い台風が本州を直撃しております。本日は台風の影響を受ける中で、私達は公演を実施する予定で準備を進めております。しかし、状況は大変に厳しい中に置かれています。

本公演では8月1日、8日と夕方から開演時間まで雨が降り続きましたが、なんとか遅れての開演をすることが出来ました。また、昨日は台風の影響により雨が降ったり止んだりの状況でした。その中で、雨が止んだ時間に開演しましたが、残念ながら途中で休演とさせて頂きました。

皆様の安全の事、ダンサーの想い、心が千々に乱れる想いで天気予報を見ながら対応を考えておりますが、未だ答えを見いだせておりません。
公演するつもりではおりますが・・・・・。    舩木上次
上次さんの気持ち
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夏休みの過ごし方

今、萌木の村は正にフィールドバレエ一色。でもバレエの他にも、村のあちらこちらで夏ならではの楽しい催しが盛りだくさんです。開演までのお時間に、また休演日、もちろん公演が終わったあとでもご利用になれますよ!

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萌木窯さんの店先で8月いっぱい毎日開催中!『鉄刻屋ワークショップ』です。

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たたいて鍛えて、オリジナルのキーホルダーを作ってみませんか?(お子様に人気です!)

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8月いっぱい、森のメリーゴーラウンドで会えます!お馴染みの澤村さんです。今年も元気に似顔絵を描いてくれたり、珍しい楽器を演奏したり、あやつり人形を見せてくれています。

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ホール・オブ・ホールズのオルゴールがズラリと並ぶ展示室に、何故か見慣れない冷蔵庫が。

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こちらは『日本のオルゴール 六十年の革新展』の連動企画で一週間オルゴールの音色を聴かせて熟成させたタッチダウンビールなのです。そのままでも美味しいピルスナーが果たしてどんな変化を見せてくれるのか!? 8/7以降、数量限定で発売予定です。エッセンガルテンに急げ!

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こちらも企画展にあわせて登場したオルゴール。離れた場所からタブレットの操作でオルゴールが演奏できます。正しく革新的!
こちらも新感覚のオルゴールの「てのーる」。ありそうでなかった、新しい演奏形態をご覧下さい。


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お隣エッセンガルテンでは8月いっぱい、清里恒例の『ソフトクリーム/スタンプラリー』に参加しています。エッセンガルテンを含む3店のソフトクリームを制覇すると、次の4店目のおすすめソフトが無料でゲットできます!ぜひチャレンジしてみてください♪
季節の表情
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マンスリー上次さん 8月号

moesuketo.jpg 今年もまたフィールドバレエが始まった。25回目。我ながらよくここまで続いてきたと思う。どうしてここまで続ける事が出来たのだろうか…。
一番はすばらしい仲間がいたからだと思う。地元の大工さんを中心とする仲間。一緒に働いている萌木の村の仲間。シャンブルウエストバレエ団の仲間。そして、私を応援して支え続けてくれた仲間。皆で作り上げたフィールドバレエ。一回一回いつでも全力だった。「より感動する舞台を作ろう」と走り続けた25年だった。
今年は第25回という節目の年。すごい舞台になっている。7月28日から始まりすでに3回の公演を終えたが、毎日が感動だ。文章では伝える事が出来ない。このバレエは五感で感じてもらいたい。特に子供に見てもらいたい。感動する事が多ければ多いほど、人は夢を持つ事が出来る。ポール・ラッシュ先生が言っていた青年の希望や若い人が夢を持つという事がどんなに大事な事か清里に来て、バレエを見て感じて下さい。そして私に声を掛けて下さい。
未来につながる、つなげる為の一回一回の積み重ねに感謝します。
皆さん、ありがとう


追伸 
7月31日発売の「ウィスキーワールド」に萌木の村Bar「パーチ」が紹介されています。ぜひ、ご一読下さい。
上次さんの気持ち
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清里フィールドバレエ開幕!

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さあ、25回目の記念すべきフィールドの幕が開きました!

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今年は運が良ければ会場でもえすけに出会えるゾ!

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ゲート付近で怪しい外国人(?)にも出会えるゾ!

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ひろばカフェ横でかっこいいお兄さんが作ってくれるフレッシュジュースが飲めるかもしれないゾ!

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オリジナルTシャツは運まかせじゃ売り切れてしまうゾ!急ごう!

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ダンサーに送るメッセージは急いで書くと間違えるからあせらないでね。

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オープニングコンサート(7/28、7/29のみ)恒例となったコンクール入賞者の皆さんの初々しい晴れ舞台。何年か後、あなたたちはこのステージの中央でもっともっと眩しい照明を浴びている事でしょう。

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何もかもがパワーアップされた『白鳥の湖』。清里ならではの演出と感動のクライマックスは、ぜひこのフィールドで体感して下さい!

http://www.moeginomura.co.jp/FB/
季節の表情
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夜の森に光があふれていました。

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本年度の『清里フィールドバレエ』開幕までのカウントダウンが始まっています。
舞台も完成し、照明チームの皆さんも清里入り。日が暮れてからは入念な照明テストが繰り返されていました。
舞台上そして周りの木々を照らす幻想的な光の帯を見ていると、すっと物語の中に引き込まれていきそうです。
さあ、今年のフィールドではどんな白鳥たちのドラマを照らしてくれるのでしょうか。
乞うご期待です。
季節の表情
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梅雨、明けました!

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清里もようやく梅雨明け宣言!もっと前から明けていたのでは?というほど、雨の少ない今年の梅雨でした。降り注ぐ日差しを受けて、アナベルがまぶしいです。

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スミザーガーデンにて。付近の山の群生地を再現して育て上げたマツムシソウ、可憐に揺れています。

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バレエ会場では観客席がセットされていました。手前に見える指定席ではダンサーがもうすぐ目の前に!

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こちらはエッセンガルテン。今年もバレエ関連のグッズコーナーが開設されています。お人形からスティショナリー、書籍に至るまでバリエーション豊富。今後も増えていきますよ。
季節の表情
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夏本番を思わせる暑さ!?

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明けて今週は晴れ続き。梅雨も一緒に明けちゃったのでは?と思わせる日差しの強さです(それでも下界からすると3〜5度は低いのだそうですね)。ル・シャ・デ・ボワのネコちゃんもたまらず草陰にエスケイプ。

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いざ木陰に入ると、森を通り抜ける風はヒンヤリ感じます。暑いのは日なただけですね。(このベンチからしばらく離れられない・・・)

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村のあちこちで見られます。ギボウシやトラノオの花。涼やかに揺れて、見た目にクールダウンさせてくれます。
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強い日差しもなんのその!フィールドバレエの舞台作りは着々とすすめられています。

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広場南側の入り口付近ではでっかいポスターがお出迎え。
だんだん気分がフィールドモードになってきましたね♪
季節の表情
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マンスリー上次さん 号外

ウィスキーを通して世の中を見ると ~スーパーマンの独り言~

 3年前までウィスキーの知識がなかった私が一人のバーテンダーと出会い、ホテルにバーができた。地元に白州蒸留所があり、その施設は世界一だ。そんな地元のウィスキーである白州を中心にバリエーションが広がっていった。「素敵なバーを作りたい」と思いサントリーの全商品を取り揃える。次にシングルモルトの多いスコッチ集める。ボウモア(ゴールド・ブラック・ホワイト)、ハイランドパークの40年物、マッカランの各種などを相当集めた。集め始めるとウィスキーの値段が1カ月ごとに、いや、1日ごとに上がり出していることに気がついた。何が起こっているのか?
 日本ではウィスキーは売れない。地方では焼酎やビールが売れ、ウィスキーはほとんど売れないと酒屋さんは言う。だが、限定で販売されているものはあっという間に市場から消える。マルスの3プラス25、白州の25年、響きの30年、山崎の25年、竹鶴の35年。どこを捜しても売り切れだ。昨日まで売っていた物にまでプレミアがつく。そんな中、私は日本のウィスキーの終売品の価値が見直されている事に気がつく。10年前まで日本のウィスキーの評価はスコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダに次ぐ5番目だったようだ。しかし、ここ数年で日本のウィスキーの評価はものすごく高くなっている。そしてその価値がうなぎ登りに上昇している。サントリー、ニッカだけでなく、キリンシーグラム、メルシャン、マルス、イチローズのすべてが物不足になっている。それはインド・中国が経済的成長により日本を抜いてウィスキーの輸入国大国となったからだ。5年ほど前に古酒の買い取り業者が地方の酒屋さんからほとんど古酒を買い占めてしまった。また酒の販売免許が出やすくなってしまった為、酒屋さんは90%と言っていいほど廃業に追い込まれた。そんな状況のなか、奇跡的に私は日本の名酒を入手する事が出来た。

 サントリー【ザ・ウィスキー、インペリアル、エクセレンス、一八九九、プレステージ】  
 ニッカ【キングスランンド、鶴、フォーチュン’80、グランドエイジ、ザブレンド】
 キリンシーグラム【サタデー1・2、エンブレム、クレセント、ロバートブラウン】
 メルシャン【軽井沢25、浅間】、三楽オーシャン【オーシャン、シップボトル】
 マルス各種など

 たくさんの酒屋さんが力を貸してくれた。都会ではまず集める事は難しいと思う。実は都会と地方には大きなギャップがある。都会では日本のこうした古酒にプレミアが付き、発売価格の2倍、3倍、ものによっては5倍もの価値がつく。そしてすぐに市場から消える。しかし、地方ではウィスキー離れが進みほとんど売れなくなった。だから地方の人は価値の減った不良在庫だと思っている。オルゴールでも全く同じ事が言える。オルゴールの情報を持っていない人にとっては、古いオルゴール、まして故障でもしていれば扱いにくいただのゴミでしかない。しかし、コレクターにとっては数百万、数千万する宝物でもある。
 ここのところ田舎、特に私共の住んでいる八ヶ岳はすごい場所だと思うようになってきた。景観もそうだが、水の恵み、森の豊かさ、空気のうまさ、星空の美しさ、四季の移り変わり、夏の過ごしやすさ、野菜の新鮮さ。数え上げれば次から次へとこの地の宝物でいっぱいになる。都会でその一つでも手に入れようと思ったならいったいどのくらいのお金が必要になるだろうか…。
 しかし、残念ながらこの地に住む多くの人達はそんなたくさんの財産を持っている事を認識していない。だからいつも地元の人はその財産を生かしきれず、地元以外の人が大規模な開発を始める。日本のリゾート地で大きな施設・ホテルの経営者はほとんど地元の人ではない。八ヶ岳のホテルにしてもリゾナーレ、大和ロイヤル、ダイヤモンド、海の口八ヶ岳高原などすべてが外からの進出企業だ。知識と戦略が有るか無いかの差だけだ。世の中は考える人の下に考えられない人がつく。価値を決められる人の下に価値を決められない人が従う。ウィスキーも全く同じだ。1993年に2万円で発売されたサントリープレステージ25年というウィスキーがあるが、今は幻の1本だ。市場に出たら数倍の値段になる。そんな幻のウィスキーが地方に眠っている。それも「まさか」というような地方の酒屋さんにあるのだ。私が訪ねた酒屋さんのうち、今年、昨年で店を閉じてしまった人達が何人かいる。店を閉じた時に地域の人たちに古酒をあげたり、飲んだりしたそうだ。多くの人はその古酒の価値を知らずに飲んでしまっているのだ。もったいない。都会では特別な棚に丁寧に説明が書かれ扱われている一本。しかし地方では埃だらけになり、棚の奥で邪魔もののように置かれている一本。価値を知っている人に見つけられれば生かされるのだろうが、知らなければいつか消えていくのでしょう。宝物は大きな酒屋さん、町中の酒屋さん、便利な場所の酒屋さんにはほとんどない。昔からの酒屋さんをしていた限界集落のような「まさか」という所にある。田舎の人は何もないと思うのではなく、地方に住む私達の周りには、たくさんの宝物が山積みになっている事に気がついて欲しい。ウィスキー一つをとってみてもそうなのだから、他の物もまた同じだ。
 私は田舎のウィスキーという宝物を通してホテルの中に素敵なバーを作った。先日、土屋守さんと輿水精一さんがそのバーで対談した。土屋さんは世界で5人の中に入るウィスキー評論家だ。輿水さんは日本のウィスキーを世界レベルに持ち上げたサントリーのチーフブレンダーである。現在、日本のBIG2と言っても過言ではないお二人だ。そんな二人が私共の集めた古いウィスキーを見て感動していた。「どうして?」「どこで集めたのか?」それは私が田舎で育って田舎の宝物を他の人よりほんの少し知っていたからだと思う。そして里山に住む人達、私達はあふれんばかりの宝物に囲まれ、最高の環境があるのだということに気がついてほしい。
(舩木 上次)
上次さんの気持ち
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梅雨空に負けじと...

梅雨だからでしょうか、なかなかカラッと晴れた日は続いてくれず、一日の中でも目まぐるしく変化を繰り返しているこのところの空模様です。
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そんな中でも、今月28日に開幕を控えているフィールドバレエの会場作りは着々と進んでします。がっしりと組まれた骨組みの上に、400枚近くの木製パネルが敷き詰められていました。
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満開のコアジサイに囲まれて、ヤマアジサイ(サワアジサイ)もようよく可愛らしい花をつけました。
滝見の丘遊歩道の中で見つけてください。

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ジュンベリーはその実が熟してきて、いよいよ食べごろ?小鳥さんたちのごちそうです。

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フェアリーテイルズさんでは百数十種類のバラと季節nお花たちに囲まれながら、お茶を楽しめます。

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こちらも季節を先取り!エッセンガルテンには今年も大泉の「Flowers for Lena」さんよりサンフラワーが届いています。気持ちが明るくなりますね。
季節の表情
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マンスリー上次さん 7月号

  今月末に清里フィールドバレエが幕をあける。私にとっては1月のお正月、4月の年度初めも大事だが、この7月は特別な月になっている。すべてを7月28日の開演に合わせ準備するため、庭づくりや環境づくりは一時中断し、作業道具等を片付け整理した。
 萌木の村の庭づくりと環境づくりはこれからもまだまだ続くが、「確実に変化している」という実感がある。一年、二年、三年と年月を重ね山野草達は大きく育った。八ヶ岳に生息する100種類以上の野草が今、萌木の村の中で元気に育っている。2か所あるパーゴラの根元には山ブドウ、アケビ、マタタビなどのつる性落葉樹が植えられ、来年にはパーゴラの屋根まで伸びて日陰をつくり出すだろう。
 ポール・スミザー氏と出会い、この3年間一緒に庭づくりをして思う事は、彼の考え方で「清里の景観をつくり直したい」ということ。私はこれまで30年以上萌木の村の庭づくりをしてきた。ハーブガーデン、ローズガーデン、キッチンガーデン等々だ。振り返って考えてみると毎年今頃の時期には手入れが追いつかず、美しさよりも荒れた状態となり決して心地のよい環境ではなかった。しかし今は一年一年、そして日一日と美しくなっている。手をかけなくても山野草が自分達で育ってくれる。この彼の考え方を広め、清里駅前の庭も同じように「清里らしく」変えていきたい。ポール・スミザー氏によれば「しっかりした知識のもとやり直せば良くなる」との事だ。そして一番は清泉寮。牧場が目の前に広がるあの場所を萌木の村の石積みのような作業をして山野草ガーデンをつくり、そこから見た富士山が日本一美しく見える環境をつくりたい。
 「美し森」から見る山々の景色は世界一だ。スイスのアルプスの景色にも、アメリカのロッキーの景色にも絶対負けないはずなのだが、今は決してそうは思えない。あの場所に似合わない建物、荒れたままの自然…。世界一の美しさを感じる前に身近の手入れの悪さですべてを台無しにしてしまっている。
 ポール・ラッシュ先生はとにかくキレイ好きだった。私が子供の頃の景観を想い出すと、ランドスケープデザイン、建物と自然の調和、里山の美しさ、ともかく夢のような景色ばかりが思い浮かぶ。そんな美しさを復活させたい。
 私は萌木の村がしていることを多くの皆さまに見てもらいたい。それはまさにコロンブスの卵のように今まで出来ないと思っていた事が出来る瞬間だ。「石を積むこと」「花を植えること」「木を切ること」それらは皆、清里に住んでいる人なら可能な事である。しかし、それだけでは美しい景観は作れない。「センス」や「感性」を持っていることが重要だ。その事をポール・ラッシュ先生は実践してみせた。当時先生の作った「教会と自然との調和」は、先生亡き後に作られたものとまるでセンスが違う。くしくも今は同じ名前のポール氏がこの地にいる。彼はこの地の宝物だ。今は行政も民間も一緒に彼の考えを学び、我々は未来の為に基礎を作る時だ。
 皆様、清里萌木の村に来て、「五感」で感じて下さい。
 自然の中で木や草と人が共に助け合い育っていくという私達のゴールはまだまだ5年、10年、いやもっと先かもしれない…。しかし今、私はスタッフに事ある事に言います。
 「この景観が育つのに負けないよう我々も成長しよう!」と。
そんな中で今年の清里フィールドバレエが始まります。まだまだ未熟者ではありますが、今の私達の全力を尽くします。すべての人が「ここでしか」「この時だから」という感動を手に入れる為に!
上次さんの気持ち
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