萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
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今宵、ホワイトクリスマスコンサトート。

今週降った雪はまだ至る所に残っていて、今日も時折山から吹っかけてくる白い粒に一瞬視界が奪われることも。
ともあれ、年に一度のクリスマスを雪景色の中で祝える幸せは、何にも代え難いものがあります。
しばし外の寒さを忘れ、オルゴールに囲まれた暖かな部屋で、素敵なクリスマスの調べをお楽しみいただきましょう。
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キャンドルの優しい灯に照らされて、二人の素敵なピアニストが織りなす心から温まるコンサート。
12/21・22・23・24の四日間開催されています。
季節の表情
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積雪!

予報の通り、18日のお昼前から降り出した雪は明け方まで続き、今シーズン初めて清里中を真っ白に覆い尽くした感じです。
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気温が案外高めのせいでしょうか、多いところでも15〜20cmぐらい、湿った雪です。

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今月登場した馬車もすっぽり....、今日はお休みですね。

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変わって大忙しのジョンディア(舩木良さん)、駐車場オープンに向けてフル稼動です。

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雪かき前の表情はオツなもの。まさしく雪化粧。

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薪の三角オブジェは雪をかぶったことで違った味が出てきましたね。(世界遺産ぽい)

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博物館前のニョキニョキ兄弟も帽子が20%増量中、ちょっと重そう!?
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暖かな光があふれています。

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清里信号の下、北駐車場入り口角に今年もトナカイとともに薪の三角オブジェが登場し、夕暮れ時から優しい灯りをともしています。

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広場ではサンタさんがデコレーションしたトナカイを引っぱり、石畳の導線をドイツトーヒのツリーの光が照らしています。
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ロック玄関横のオブジェも点灯されています。
これまで清里駅前広場と萌木の村だけのアイキャッチだった薪のオブジェは、今年のクリスマスから清里中に広まっています。
暮れてからの寒さはどんどん厳しくなっていますが、暖かな光が心地よい清里の夜のイルミネーションを、色々歩いて探してみても楽しいですよ。
季節の表情
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マンスリー上次さん 12月号

 人は本を読んだり、人に会って話を聞いたり、旅行して体験した経験などからいろいろ学びます。その学んだ事が日々の出来事の中で生じる決断力に生かされます。
 私達の住む清里では清里ならではの生活があります。私達は自然と付き合いながら現代の恩恵を受け、毎日生かされております。今の時代は都会に住んでいる人達と同じ事をしてもこの地で生きていく事は出来ます。しかし、それではこの地で生きる事がとっても虚しいものになってしまいます。
 私共のホテル・レストラン・博物館で働くスタッフは、分業化された今の時代、自然と関わらなくても普通に生活していけます。そして何も考えなくなります。私は、スタッフに石積みを、土を掘る事を、薪を作る事を、農業をする事を日々の仕事以外に経験させる事にしました。例えば、ダンロで燃やす薪にしても木を切り、枝をはらい丸太を50cmに小さく切り、それを割り、積み上げる所などは、今までは人に頼み、スタッフはその積まれた薪をダンロの中に運び燃やすだけでした。それでもスイッチを入れるだけで暖かくなる生活からすれば大変な事だと思うようです。でも、そこまでの作業の事は知らないのです。実際には何も知らないスタッフが薪作りのプロの人の所に手伝いに行っても足手まといです。それでも私はプロの人達に経験させて下さいとお願いして作業を手伝わせております。一人前の人の1/10位しか仕事をしなくても、一日手伝う事はスタッフにとっては大変な事のようです。薪を積むまでにこんな大変な作業がある事を知る事が大事なのです。清里で働くという事は都会で働く事の他に、いろいろやらなければいけない事を知り、経験する事が大事なのです。実はその経験が人生の中で大きく役立つ事になるのです。「自分にも出来た。」そしてその経験が苦痛ではなく楽しくなるスタッフも出てきます。そこからアイデアが生まれたり楽しさを皆様に伝えたり。
 都会は人間が造った物です。自然は神様が作られました。私はそんな所で生きているのです。どっちが素晴らしいかは考えなくてもわかるはずです。私達は素晴らしい自然の中で生きているかと思えれば、この地は天国です。
 私は今、先人達が清里開拓をした希望に満ち溢れ生き生きとした時代の生き方を少しでも萌木の村で働く人達に伝え、経験させていこうと思っています。私達は春の芽吹きの頃まで開拓者達が春の訪れの為に冬に準備していた事をこの時代にやっていこうと思っています。私がこうしたいああしたいと思っても体験していないと共通のイメージが湧きません。私は今、スタッフの研修とそんな体験を通して清里で生きるプロを育てたいと思っています。まだまだ過渡期で皆様に満足していただける物までは創れませんがいつか必ず皆様にここだけの萌木の村をお見せできるように作り上げますので、楽しみにしていて下さい。1日1日こつこつと小さな手作業が大きな実を花を咲かせます。感謝
上次さんの気持ち
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盛況!「八ヶ岳、お酒とジビエの冬祭り2013」

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冬の到来を祝う恒例イベント『八ヶ岳、お酒とジビエの冬祭り』が好天の下、萌木の村広場にて開催されました。連休ということもあり、朝からたくさんの方々がお集まりになり、イベントオープンを待ちきれない様子でした。

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ジビエ祭りといえばこれ、狩猟肉のおっきな固まり!

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ハット・ウォールデンからは鹿カツのカレーライス!
そして鹿チャーシューをのせた特製ラーメン!どちらも好評でした。
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おなじみオーベルジュさんのドラム缶ピッツァ、鹿サラミがアクセント。

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オーチャードハウスさんからは「鹿まん」。正にここでしか味わえない一品でしょう。

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オールドエイジさんのイノシシ鍋も迫力満点!

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ハイランドホテルさんの鹿肉の赤ワイン煮、オープンサンドも飛ぶように売れていました。

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地元の甘〜いサツマイモ「明野金時」は石焼き芋に。

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Morimotoさんの生ハム(イノシシ)はワインがすすみます!

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キャロルさんは自慢のアップルパイを。一足早くサンタさんに会えたようで得した気分でした。

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県内優良ワイナリーの皆さんが持ち寄った新酒&おすすめワイン、ジビエ料理と良く合います!

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美味しい食事にみんな笑顔です。
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自然木工房ONOさんのブースもオープンと同時にトナカイの製作体験が。しばらくすると、自作のちっちゃなサイズのトナカイをお土産に持ち帰られるお子様がたくさん見られました。

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子供さん方に人気だったのはやっぱり「もえすけ」。たくさん握手してもらったし、一緒に写真も撮ってもらいましたね。

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ピエールは奥様・お姉様方をターゲットに楽しんでいただいているようでした。

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今年会場に初お目見えしたのは良さんのセグウエィ試乗体験。最初は皆さんおっかなびっくり!?でも慣れると楽しい!

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そしてイベント一番の盛り上がりを見せるのは今年も『鹿の解体実演』でした。
皆さんの食いつきが違います・・・。

広場を目一杯使ったイベントやお祭りは、年内だとこのジビエ祭りが最後です。
でもこのあとに待っているのは静かでロマンチックな"クリスマス"、決して派手ではありませんが、落ち着いた中で大切な方とほっこり出来る高原のクリスマスには、ぜひ今日よりも暖かい服装でお越し下さい!
季節の表情
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Xmasディスプレイ

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先日の広場で結成されたこの冬のトナカイ隊に、今日はサンタさんも加わり、いよいよクリスマスシーズン到来の気分が高まってきました!

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村民の手により、今年も生のモミの枝からリースやディスプレイを作っていきます。

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南北のゲート付近に飾られました。
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ちっちゃなトナカイたちもおめかししています。

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ホール・オブ・ホールズ前の「そらごーる」もいつの間にかクリスマスバージョンでした。

これからもクリスマスに向けて、店内外の飾り付けが本格的になっていきます。イルミネーションも楽しみですね。寒くなっていますが、日が暮れてからのディスプレイも是非見に来て下さい。
季節の表情
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トナカイ隊2013

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広場が落ち葉で覆われる季節、今年もチェーンソーで太い木をきざむ音色がこだましてきました。
そうです、トナカイ隊の製作が始まったのです。

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材料を丁寧にきざみ、
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ボルトを入れる穴を開け、

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一番ごっつい胴体部分に足をとめていきます。

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立ち上がるとなかなかの大きさ・・・

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要の首部分、身長に接合。

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移動は4人がかり!

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夕方までにズラリ勢揃いしました。(あとは耳としっぽだけ)
トナカイ隊を見ると、今年も冬が来たって実感が沸きますね。
クリスマスにはまたおめかしをして、皆さんの目を楽しませてくれます。
季節の表情
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冬らしい色になっていきます。

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11月8日、八ヶ岳初冠雪の朝となりました。青い空に白い帽子♪

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寒くなるほどに旨味を増す干し柿。今年もレストラン・ネストの軒先を彩っています。

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ホテル前の鮮やかなカエデの葉が地面に落ちきる頃には、巣箱に冬の野鳥たちが顔をのぞかせている事でしょう。

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ズラリとそろった色鮮やかなラベルは今年の"山梨ヌーヴォー"たち。
フレッシュな甲州、そしてベリーAの新酒をぜひ味わって下さい。この時期だけですよ!

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フレッシュとは真逆にお酒を寝かせて美味しくしてやろう、そのためのお部屋作りをしている村長率いる穴掘りプロジェクトチーム。ただいま貯蔵室の内装工事中です。(結構広いんです)

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本日作業のお手伝いをしていたのはバー・パーチの久保田バーテンダー。そう、ここで熟成されたお酒は最終的に彼の手によってお客様のグラスに注ぎ入れられます。熟成具合、飲み頃を見極めるのも彼次第です。楽しみですね。
季節の表情
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もうちょっと楽しめるかな。

秋の深まりとともに、葉の色付きも濃さを増してきています。
ただ、今年は不安定な天候の影響もあってか、前線の下降はゆっくり各駅停車なみ。
ピークも過ぎて後は落下するのを待つばかりの葉もあれば、未だ緑の若々しさをキープしている葉もあったりで、よく分かりません。
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黄色の発色は目を見張るものがあります。
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いろんな色が同居しているてんつくりん前
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赤くなりきれていないのかな、オルゴール館前のモミジ。

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最後は千日香の鮮やかさな色をお借りしましょうか。

今年の紅葉はゆっくり長く進んでいるみたいなので、終わるとすぐに冬が待っていそう。
季節の表情
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マンスリー上次さん 11月号

  私たちは今、萌木の村の小さな尾根(小山)の所に室(トンネル)のような穴を掘っています。勿論、人力で手作業です。昨年から作業を始め、今回また再開しました。一鍬一鍬、土を掘って行きます。粘土層の地下の土は固く、一日作業をしても1m位しか進みません。横穴を掘り、小さな室を作り、そこにワインやウィスキー、そして私共のアルコール度数の高いロックボックのビールも保存し寝かします。夏も冬もその中は14度前後です。そこで寝かされたワインやウィスキー、ビールが熟成される事を夢見ています。
 131030-2.jpgこの穴を掘って思う事は、この時代、何でもかんでも効率化ばかり求めた為に、人の力による作業が全て機械化されどこでも同じ物ばかりしか出来なくなりました。私たちのような清里に住む人たちは自然と向き合いながらこつこつと手作業で共生していかなければいけないのではないか。今私たちのしている事は現代社会の中では非常に馬鹿げた事のように思われますが、実はこの作業を通して多くの事を学び、考える力を、私たちは手に入れました。
機械を使って作業をする事は人にとっては効率的かもしれません。でもそれでは"味わい"はありません。私たちの作っているこの穴はとっても素敵になります。
 清里の自然景観は、私の子供の頃はとっても美しく今よりも素敵でした。何故かと言うと、石油も電気も今とは違いました。そのため生活は森の木材を燃料として使っていました。炭も木から作っていました。林は人の手が入っているため、今はうっそうとしていますが、太陽の光が地上に恵みを与えていました。山野草が咲き乱れ、スズランが群れている所もいっぱいありました。今その場所はクマザサで覆われています。開拓者が入植した頃この地は、松のクマザサに覆われていたと言われています。そこを開拓して畑を作り、森の木の恵みで冬の厳しい寒さを耐えて生きてきました。
清里の萌木の村の景観を考えた時、森と木に関わる仕組みを作らないと、人はいつか手を抜きます。例えば、私たちのホテルのレストランには石油ストーブが2台、薪ストーブが2台あります。私は寒さから暖房が必要な時にはまず薪ストーブから。そして足りない時には石油ストーブと決めていますが、時々薪が用意されていなく、石油ストーブで部屋を暖めています。石油ストーブがそこにあるから・・・、取ってしまって暖炉とか薪ストーブだけしかなければ、薪で暖をとるしかありません。その為にはそこの木を切り薪を作るのか。
皆様にはぜひ木の燃える、そんな中で食事とお酒、そして語らいをしてもらいたい。
必然な仕組みを作る事が大事だと思います。私は今ここだけ、この時だけ、という"物"、"事"づくりをこの萌木の村で提供していこうと考え、その追求をしていこうと思っています。
 年内にこの穴は出来る予定です。楽しみにしていて下さい。
上次さんの気持ち
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