萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
<< November 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

新たな施設の建設が始まっています。

160403-1.jpg
リニューアル作業が続けられていたROCKのテラス部分から、鉄の足場が外されました。
外側の作業が全て終了したようです。
見た目にもすっきりしましたね。

160403-2.jpg
テラス東側の奥のスペース、こちらも全容が見えてきました。

160403-3.jpg
窓が大きく、開放感がはんぱないです。

160403-4.jpg
椅子やテーブルもこのスペースだけの特別なものです。
こちらの一般利用開始ももう間もなくです。お楽しみに!

160403-5.jpg
所変わってこちらは南端のホール・オブ・ホールズ前。新たに足場が組まれて、何やら大きな建物が建ちそうな予感です。

160403-6.jpg
ホテル前のダンコウバイ、ちょっとした寒の戻りで縮こまっていますが、鮮やかな黄色い花はいつでも開けるよう準備万端です。
季節の表情
- | -

萌木の村に集まる石積みの石

萌木の村の石積みには本当に大量の石が必要になります。以前は清里周辺や野辺山などから頂いていたのですが、最近では八ヶ岳の色んな開拓地から分けて頂いております。
今回は長野県富士見町から頂いたものを簡単なムービーにまとめました。

村役場より
- | -

マンスリー上次さん 4月号

joji_tona.jpg 私は今、大きな夢に向かって進んでいます。それを実現させる一番の近道は、小さな事を一歩一歩積み上げていく地道な努力だと思っています。
 私は清里の初期の開拓時代の落し子です。経済的に恵まれている時代ではありませんでした。たまたま父母がポール先生の夢の事業であるモデル事業のスタッフだったという事が私には大きな子供の時の財産になりました。そこで働く輝いている人達、どんな苦難があっても乗り切っていく人達、目的達成の為には最善の努力をする人達、そして感動を手に入れ、大きな喜びを皆と共に共有する人達。そんな素敵な人達の中で育った私は、子供の頃の経験が今の私の価値観の中に大きく影響しています。特に火事で焼失してしまった今は無き旧清泉寮は素晴らしい建物であると共に、インテリアも、テーブルウェアも、すべて博物館級の物ばかりでした。私は事業を始めてからオルゴールに出会い、コレクターとの関りの中で増々本物の人と物と事(イベント、コンサート)に出会えたことで、自分の考えも少しずつ上質になってきたような気がします。決して裕福で、知識が豊かであるわけでもないのに、最高を目指す自分がいます。5年程前から、私とスタッフの間で言葉が通じない事に気がつきました。私の言っている事が伝わらないのです。言葉とは頭の中で考えているイメージを伝える道具の一つです。私は具体的にイメージしている物を言葉という道具を使って伝えようとするのですが、受け止めてくれません。相手の言葉を受け止めるのには、実は相手と同じ位の知識と経験がないとイメージがまったく異なってしまいます。フォアグラ、トリュフにしても一度も食べた事のない人に話をしても理解できません。世界の三つ星のレストラン、一流と言われるホテルに泊まったり食事をした事のない人に、その話をしても理解してもらう事は出来ません。八ヶ岳の有名なリゾートホテルのスタッフは、新人の時から素敵な仕事をしています。学歴を聞くとまあまあの大学を皆出ています。家庭も比較的恵まれていて子供の頃から海外旅行にも家族と行き、レストランにも行き、子供の頃から質の高い物に触れてきた経験がある人達です。私共のスタッフは、そんな環境で育った人は多くありません。私があるスタッフに今まで食べた物の中で一番美味しい物は何だったと聞きましたら、とんかつと答えました。家族で一番美味い物を食べたのは何だと聞きましたら、焼き肉食べ放題、回る寿司屋さん、ファミリーレストランと答えました。人間的にはまじめで素直で最高です。しかし、私の仕事をする上では、彼等に私の夢を理解できる経験値をつけさせなければなりません。私は今、スタッフに思いっきり研修するシステムを作っています。11月から3月までの間に資格を取らせる事、どんな資格でもかまいません。取ったら全額経費を負担します。又、希望を私に提出すれば研修はどんどん行かせます。一昨年はイギリスへウイスキーの勉強に行きたいという希望が出ました。そのスタッフにもう一人つけて二人でイギリス研修に行ってもらいました。昨年は、ドイツへビールの勉強に行きたいと、ベテランのコックさんと新人をつけ3人で研修に行かせました。
 私はスタッフと共に勉強しない限り、新しいイノベーションは生れないと思っています。私達は決して恵まれた能力を持っている訳ではありません。今までの知識も経験もまだまだ未熟です。でも、私はそんな私の仲間にも感動する人生を手に入れさせてあげたいのです。私自身、現在の一般的な物差しで測れば、上・中・下の下です。でも、下であってもピンを目指したいのです。私の思いが通じる会話が出来るようになり、共に最高の一流と思える物を一生に一度手に入れさせたいし、感じられる仕事をさせてあげたいのです。
 皆さん、どうか私達を磨いて下さい。厳しい指摘をして下さい。私も、私共のスタッフもまだまだ上質の本物を知らないのです。いつか私達は、その上質の本物が普通である世界を萌木の村として作りたいのです。その為に、私達の気がつかない事をどんどん指摘して下さい。この清里でモデル農村を作ろうとしたポール先生の夢を、私達は今の時代に作りたいと思っております。
上次さんの気持ち
- | -

勝沼醸造・有賀社長 講演会より

今日は営業時間前に少し時間をさいて勉強会。萌木の村のスタッフ、テナント、近隣の皆様にもお集りいただき、勝沼醸造・有賀社長さんの講演を聞く会を設けていただきました。

160328-1.jpg

有賀さんからは、現在の山梨県や日本のワインマーケットのかかえる問題や、勝沼醸造さんのワイン造り・ワイン販売への取組み、今後の展望などについて、たいへん興味深いお話をたくさん伺うことが出来ました。
「コストを上回る感動や驚き・胸を打つサービスで価値は上げられる」そんな有賀さんのインパクトのある言葉の多くを知識にかえ、山梨ワインという極めて素敵な地元の宝を見直して、美味しいワインと美味しい食事、そしてそれを取り巻く清里の環境を、お客様にもっともっとアピールしていきたいと思いました。

160328-2.jpg
村役場より
- | -

ROCKテラス、プレオープン!

160320-1.jpg
連休初日、リニューアル作業がすすめられていたROCKのテラス席が、試験的に一般開放されました。

160320-2.jpg
こちらがエントランス側から入った手前の面(駐車場側)。

160320-3.jpg
角を曲がった面。このスペースがすごく広くなった印象あります。
この面はドアで中と行き来できます。

160320-4.jpg
次の角を曲がって南面。たいへん明るいです。

160320-5.jpg
座席一体型のテーブルは大工さんの手作り、ゆったりと広場を見渡せます。
もう少しで足場も外されて、奥の秘密のお部屋も公開される予定です。お楽しみに!

160320-6.jpg
お隣、ホテルのお庭では今年も白樺の木から"妖精水"が採取されていました。
春の息吹を感じます。

160320-7.jpg
デージーやクロッカスなど、色とりどりの小さな花たちが足下を賑わせてくれています。
目にも楽しい季節に突入したようですね。
160320-8.jpg
季節の表情
- | -

ROCKテラスのリニューアル(続4)

160316-1.jpg
ROCKのテラスのリニューアル作業はその後どうなっているのでしょうか。

160316-2.jpg
正面から入ってみると、ガラス部分にはがっちりビニールが貼られていました。

160316-3.jpg
南面ではちょうど壁塗り作業の真っ最中でした。

160316-4.jpg
未だ秘密に包まれている奥の部屋では、天上部分の照明を取り付けているようでした。
だんだん形が見えてきましたね。中の客席からも作業の進み具合は見られますよ♪
季節の表情
- | -

春へ...ちょっと足踏み

日の光も届いていますが、厚い雲の隙間から。ここ数日は山からの冷たい風が主役です。
※でもこれで"平年並"なのだそうです。
160313-1.jpg
そんな中でも、ガーデンの造成工事は着々とすすめられています。

160313-2.jpg
また、オルゴール館前の駐車場北側でも、新たな工事が始まりました。
こちらは果たして何が出来上がるのでしょうか。(けっこう大きいですよ)

160313-3.jpg
春へすすむスピードはやや減速されているようですが、村内の開花前線は確実に村を駆け巡っています。
マンサクの花は現在村の最南端へ。

160313-4.jpg
ひろばカフェの軒先ではクリスマスローズ、存在感を増しています。

160313-5.jpg
キャロル横では、立派なつららの花が!(これは冬物ですけどね)
季節の表情
- | -

「cocochi」撮影(寒!)

160310-1.jpg
今日はROCK前にて、山梨県内のフリーペーパー「cocochi」(ココチ)フィールドバレエ特集号に掲載されるCMページの撮影が行われました。

160310-2.jpg
レクサスの横でポーズを決めてくれるのは、清里フィールドバレエでお馴染みの松村里沙さんです。今年もシンデレラでの主演が決定しています。楽しみですね。

160310-3.jpg
ただこの日は強烈な寒の戻りの影響で、二・三日前までの春めいていた陽気から一変、凍えるような寒さの中での撮影となりました。
開花しかけていた駐車場のクロッカスも再び休眠状態に・・・。

160310-4.jpg
リニューアル作業中のテラスの足場には、ビッシリとつららが!(この冬は2月でも見る事はありませんでした。)
160310-5.jpg
寒さにも負けず、とびきりの笑顔で撮られた最高の一枚、4月初旬には県内のコンビニエンスストア等でご覧になれます。お楽しみに。

【cocochi】
http://www.cocochi-cocochi.com/
季節の表情
- | -

そこかしこで春の気配

160304-1.jpg
自然木工房ONOのお店横、今年もマンサクの木の枝先に黄色い花がたくさん付きました。

160304-2.jpg
よく見ると、まだまだつぼみがほとんどのようです。このあと花開いていく次第に、全体の黄色が色濃くなっていくことでしょう。

160304-3.jpg
お店の外だけでなく、店内にも春の気配が。
こちらはエッセンガルテン。恒例のさくらモチーフのお菓子、ラインナップ充実してきています。

160304-6.jpg
こちらは手作りケーキのお店キャロル。
クッキーもたいへん好評です。
160304-4.jpg
いろいろなテイストのクッキー、一枚から組み合わせて贈り物にできます。

160304-5.jpg
ホワイトデーにピッタリですね♪

160304-7.jpg
今日のロック、テラス改修工事の模様。

160304-8.jpg
こちらはウォルナットグローブ北、旧ル・シャ・デ・ボワ前。
本格的な春に向けて、大きな変化を期待させてくれる、そんなこだわりのリニューアル作業が連日すすめられています。
季節の表情
- | -

マンスリー上次さん 3月号

 萌木の村は今年一年を挑戦の時と位置付けています。ロックのテラス改装、環境整備の為の大規模な伐採作業、そしてガラス工房と木工房の二つの工房新築など、新しい計画を進めています。八ヶ岳高原という素晴らしい環境の中で、萌木の村は人と自然が共生する、地域におけるモデルケースになるような仕事をしていきたいと願っています。今だからやらなければいけないという信念で進めています。

 これらの計画は、思いついても実現できるというものではありません。私の考えていることを現実化できる人はごく少数の限られた方です。庭づくりも、ロックの改装も、新しい工房作りにしても、すべて特別な知識と技術をもっている人達でなければ実現できない仕事ばかりです。それぞれのスペシャリスト達が、日々忙しい中で、このタイミングで、どんぴしゃりと見事に時間があけられ、現在進行しているのです。

 もうすぐ春です。暖かくなってたくさんのお客様が萌木の村を訪れてくださり、きっと大きく変わった萌木の村にびっくりするのではないでしょうか。5年前からの、一日一日の積み重ねの作業の結果なのです。今私達がやっていることは100年計画です。不思議ですね、100年後には神の力を持っても、私がこの世に生きていることはあり得ないのに。私の心は100年後を想像してときめきが鎮まりません。毎日毎日、朝を迎えて大きな喜びを感じています。そして一緒にその想いを共有してくれる仲間がいることにも大きな力と勇気をもらっています。

 最近、今まで以上にいろいろな発見があるのです。そして、その発見が新しい夢を作り出していくのです。変わるのではなく、育っていく萌木の村を楽しみに見ていて下さい。
上次さんの気持ち
- | -