萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
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ホテル前のダンコウバイが見頃です♪

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ホテル前のダンコウバイの木に、今年も鮮やかな黄色い花がほころんでいます。
日が陰ると、山からの風はまだまだ冷たいのですが、ダンコウバイの花は観る者の気持ちを暖かくさせてくれます。

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もう一つ、ホテルの春の代名詞「白樺妖精水」は現在最盛期。ご宿泊の皆様にはもれなく、この季節だけの大地の貴重な恵みを味わっていただいてます。
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ただ今年もいつもの年より早く出始まりましたので、4月の初め頃まででは・・との予想です。妖精水を味わいたいという方は、ぜひお早めにお越し下さい!

なお、4月4日(木)と6日(土)の両日、妖精水を使ったパン作り教室&夜は妖精水のデザートにカクテル、朝は妖精水で炊いたご飯を召し上がっていただき、お昼は白樺林を散策。お土産に貴重な妖精水をお持ち帰りいただける妖精水尽くしの一泊三食付きツアーが開催されます。
詳しくはハット・ウォールデンの下記詳細ページをご覧下さい。
http://www.hut-walden.com/shirakaba/tours.html
季節の表情
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雨宮さんの作業風景より(動画)

先日もご紹介した、ただいまガーデンのリニューアル作業現場でパーゴラを制作されている大工さん・雨宮さんの手道具だけで建材を加工する作業ですが、どうしても静止画では伝えきれないので、ほんの数秒ですが、丸太の面取りをする作業の様子を動画に撮ってきました。ご覧下さい。



なお、ここのところほぼ毎日、ガーデン付近で作業の様子を間近でご覧になれます。ぜひ興味のある方は、実際に生でご覧いただき、また雨宮さんのお話もたいへん面白いので、ぜひコンタクトしてみて下さい!
季節の表情
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"山作り"の音が聞こえる

舩木村長さんに「森で面白い人が面白い事をしているから!」と興奮気味に誘われたので行ってみると、広場の東側の森の中から、何やら心地よい、リズミカルな音がこだましていました。
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この方は甲州市の大工さん、雨宮さんです。
製材や加工に一切機械を使わず、森で切り倒された木をその場で柱や梁など、建築に必要な材料に仕上げていく珍しい大工さんです。

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工場での機械による製材は短時間で均等な形に揃えられるが、その木が持っている個性や繊維までも無駄に切り落とされてしまうため、せっかくの木本来の強度が保てないのだそうです。
雨宮さんは昔ながらの手法にこだわり、斧やまさかりといった言わゆる「手道具」という道具を駆使し、極力木の強さや美しさを生かすべく、材料を形づくっていきます。この作業が「木作り」や「山作り」と呼ばれているのだそうです。道具の一振り一振りが正に木と対話しているかのようでした。

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村の林に立っていた木々たちは、職人の技により、新たな花壇の一部として生まれ変わります。
幾年月、風雪から村を守って来た証であるその曲線は、美しい形そのままに花に囲まれる事でしょう。
季節の表情
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コンサートへのお誘い!

オルゴール館でまた素敵な出会いがありました。
東京と清里を行き来してガーデニングのお仕事をされている木村さんと北村さん。お二人は「八ヶ岳山麓の豊かな自然の中で音楽を楽しむ事が最高の贅沢である」と感じて"ミューズの調べ"という小規模なコンサートを支援・運営して森の音楽家を応援しています。
その第二回目のコンサートをホール・オブ・ホールズで開催することになりました。
「The リコーダー!」誰もが知っている楽器ですが、清里の澄んだ空気の中で流れる響きは皆様に「最高の贅沢なひととき」を過ごして頂...けると思います。
ぜひ、ご家族・ご友人お誘い合わせの上お越し下さいますようお願いいたします。

■ミューズの調べvol.2 『The リコーダー!』
 風の森から チェンバロの響きとともに
 日 程/2013年6月1日(土)

詳しくは↓
http://www.moeginomura.co.jp/HALLS/news.html

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そろそろ「白樺」が忙しくなる季節!?

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ハット・ウォールデン前の白樺の木に、今年も妖精水採取用の管が取り付けられました。
実際には"採取する準備が整った"というのが正しいところらしく、まだ確実な採取には至っていないそうです。でもこの暖かさがコンスタントに続くのであれば、週明けには村中の白樺の木から逐次採取が始まりそうとの事でした。忙しくなりますね。
近年、白樺の木の根元には妖精水の容器。早春の清里だけに見られるお馴染みの風景となりましたね。そして妖精水を使った季節限定のパンやデザートを口にした時、大地の目覚めを感じられる事でしょう。

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先日紹介したホテル前のクロッカスは数が増えてきましたよ!
暖かくなるにつれ、クロッカス前線は村を下っていきますからね。
季節の表情
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オルゴール館がいよいよ動き出します!!

オルゴール館で行われていた、10年に一度の大型自動演奏楽器メンテナンスが無事終了しました。今回のメンテナンスでそれぞれの楽器が強い個性を取り戻しました。新鮮な響きに出会っていただければうれしいです!
3月16日からはピアニスト企画が始まります!昨年開館25周年企画で立ち上げた企画の2年目です。更なるバージョンアップを御期待ください!詳しくは↓
http://www.moeginomura.co.jp/HALLS/time.html

匠の部屋 名取淳一
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季節の表情
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花、咲き出しています!

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朝は久しぶりに霜も降り、暦通りの天候かと思いきや、その後どんどん気温は上昇していきました。
昼夜の寒暖差はあるものの、確実に日の光は強くなってきていますね。
自然木工房ONOの前にたつマンサクの木にも、今年も黄色い花が開き出しました。日差しに加えて一層明るく感じます。(意外にも去年よりも開花は遅かったんですね)
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あまりに暖かいので、もしやと思い北端のホテル前に行ってみると、「ありました!」クロッカス第一号です!一輪だけではまだ寂しそうですが、じきに仲間が増えて、賑やかにホテル前を彩ってくれることでしょう。

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なおロックでは春を告げるイベント「ドイツ料理フェア」が今年も開催されています。
春休みにお越しの祭はぜひ!
季節の表情
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マンスリー上次さん 3月号

 萌木の村は今、新しく生まれ変わろうとしています。
それは私が変わろうとしているからです。
何が大事なことで、何がこの地に求まられているかが、自分の中で理解出来始めたからだと思っています。

よく私はポール先生の意思を受け継ぎ、その後継者のように言われる事がありますが、よく考えてみると、ポール先生とその弟子の人たちが働いている環境の中で育ったというだけで、ポール先生から厳しく叱られたり指導されたりしたわけではありません。
後継者と言われる人はポール先生が認めたある意味選ばれた数人の方が、「弟子」と言われる人だと思います。一緒に働き、その中で挑戦し続けた人の事だと思います。
確かに私が物心ついた時から先生が身近におられ、私の父母をはじめ先生の考えを具現化していく。そのエネルギッシュな中に育った事は、今の私に大きな影響を与えた事は事実ですが、私が先生の強い哲学を理解していた訳ではなかった事に気づきました。
その為にこの40年間、私は遠回りをして来ました。今やっとポール先生が目指していた事が、「ああ、こういう事なのか」とわかって来たような気がします。
ポール先生には、先生の意思を引き継ぐ人たちが何人かおりましたが、この地を離れ先生の意思を別の形で伝えた人たちがいました。しかし清里では、この地のリーダーにならなければならない人が、先生より先に亡くなられた事が続きました。その事がこの地にとって大きな試練だったと私は思います。
私は今、自分に残された時間をより具体的に、私の出来る範囲で実践していこうと思っております。この事は、先生だったらどうしただろうか?どう考えたのだろうか?そんな思いで、今は一日一日を過ごしております。
しかし急激な変化は無理がある事も知りました。ポール・スミザーさんと一緒に萌木の村の環境作りを始めていますが、彼がこう言うのです。「この場所をいっぺんに変えたら管理が追いつかない。山野草が咲き素敵な景観を作るのには、丁寧に、管理ができる範囲で。例えると生まれた赤ちゃんが育っていくように、最初は丁寧に育てていかなければ」と。
萌木の村が山野草の中にうもれた環境は5年後出来上がります。
人づくりも時間を必要としています。
そのゴールに向かって、私たちは今を生きています。
そんな私たちを見に来て下さい。
第24回を迎えるフィールドバレエも、今までの23回続けてきたスタイルから大きく変わろうとしています。"The"フィールドバレエに生まれ変わります。"ザ"という事にこだわっています。全てここだけにこだわりたいと思っております。
追求する事によりおこる色々な摩擦。人は安定すると変わる事への勇気を失う場合があります。ポール先生が常に挑戦し続けたように私は生きたいと思うのです。その事が未来の財産となる。今、考える事ややる事が今日の為ではなく、明日の希望につながる為だと思います。

今年は寒く雪の多い日が続きましたが、花壇の石積みは進み、形が見えてきました。開拓者の先人の人たちが冬の間に春を待ち準備しているあの頃の姿が、やってみて分かってきました。寒い中での作業はとっても辛い事に見えるようですが、やっている私たちは面白くて仕方ありません。
清里のポール先生をはじめとする開拓者の輝きを、私たちも皆さんに伝えたいと思う今日です。
上次さんの気持ち
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春を呼ぶポール・ラッシュの音色

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澄み渡った空気の中に、心地よい自動演奏楽器の音色。冬期間中お休みをいただいているはずの「ポール・ラッシュ」の調べが聴こえてきます。急いでホール・オブ・ホールズ前に行ってみると、メディアの取材があり、特別に演奏していたとの事。居合わせた皆様は本当にラッキーでした。
ポール・ラッシュの軽快で元気あふれる演奏は、一足早く春が訪れたような明るい気持ちにさせてくれました。

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うずたかく積まれたエントランス前の雪の山からも・・・

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「春が来た!」と勘違いしてニョキニョキくん一家があわてて顔を出す始末。

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冗談はさておき、これからは暖かい日とちょっとだけ冷える日が代わりばんこにやって来つつ、春に近づいていくのでしょうね。今月中はスタッドレスタイヤも雪かきシャベルも仕舞えませんが、コブシのつぼみの膨らみが、春があそう遠くないことを告げていました。
季節の表情
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音楽を扱う博物館の新たな挑戦!

オルゴール館「ホール・オブ・ホールズ」の匠の部屋企画「お客様と一緒に夢をかなえましょう!」第3弾がスタートしました。音楽や音を扱う博物館でお客様への新たなアプローチとなる企画です。このあとどんな展開になるかお楽しみです!

詳しくはこちら↓
http://www.moeginomura.co.jp/HALLS/pro/d0003.html

匠の部屋
名取淳一
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季節の表情
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