萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
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マンスリー上次さん 12月号

 選挙のこの時、いろいろと考えさせられます。
私は最近「ああ、そういう事か」と思う事があります。
実はこの国のリーダーと言われている人たちの中に、全部とは言いませんが「日本」という事に軸足を置いていない考え方をする人が増えているのではないでしょうか。例えば、私などは清里以外での生き方・生活など考えた事はありません。ブームが去ろうがこの地以外で、などと考えた事もありません。
私は【清里人】です。だからこの地にこだわります。しかし、この国の政財界のリーダーの方々はグローバルに考えるようになってきました。その事は決して悪い事ではありませんが、この国の事を考えるリーダーではありません。
私の友人の中にも、子供はアメリカに留学。フランスに、スイスに、そして仕事は世界企業へ、という人たちがたくさん増えてきました。本人も老後はスペインで、ニュージーランドで、又は子供がいるアメリカで、という考え方をもった人が大勢おります。そして日本が外国から遅れをとっても、リーダー層の人たちの中にそのような人たちが増えてきているという事です。
アメリカに留学した子供たちが本物の自由という事を学び、責任と義務を果たせば、自分の実力で生きて行ける事を知ったら、それに挑戦出来る優秀な人は、日本に帰って来ますか?しがらみ、年功序列等々。日本は民主主義という制度の中でリーダーを選びます。90%以上の私たちのように、この国の、田舎でしか生きていけないのいう人たちの多くが、この国の将来と今に不安をもっています。
でもこの国以外でも生活が出来るという選択肢をもっている人たちは、その人が悪いという事ではありませんが、真剣にこの国の事を考えますか?
本来、この国の事を考える優秀な人たちがこの国のリーダーでなければいけないのに、田舎に住む現場の一般の人たちがこの国の将来に不安をもち、答えを見つけられない事に心配をしているという現象が、この国の不幸です。
問題を解決するという事は、問題意識を持っている、その事を解決する能力を持っているという事が大事です。でも、問題を解決出来る能力を持っている人がこの国の問題を解決する前に、別の選択肢を選んでしまうというこの現実。だから、選挙の時だけ、90%のこの国でしか生きられない我々と同じ問題意識を持っているような事を言います。しかし本当に強い思いで言っているのではない為に、問題を先送りばかりしてしまいます。
日本の中だって同じです。地方の時代だと言っているのですが、全国の例えばリーダー・知事さんの子供たちは、その県に残って生活していますか?リーダーの資質は人間性・知識・創造性など必要なものがあります。誰でもリーダーになれるわけではありません。そのような能力をもって人間が皆都会に行ってしまうとしたら、田舎は、地方は、残された中で「消去法」で指導者を選ばなければなりません。今、本当にこの国生きる・この地に生きるという、強い考えをもつ優秀な人材が、リーダーとして求められているのだと思います。
人は生まれて来た時から個性を持っています。能力も違います。そしてそれぞれの生きて来た役割があります。その役割を自分も他人も認め合い全うして、一つの目的を達成する事が、生まれてきた私たちの大事な責任であると同時に、生き甲斐であるのだと思うのです。

 私は思うのです。
こんな時代だからこそ、新たな創造が生み出される時代だと。こんな時だからこそ、本質を探す事が出来ると。
苦しい中だから、難しい時だから、私たちは今、実力をつけさせてもらっていると思うのです。

 今、萌木の村はとってもおもしろい所に変わりつつあります。何故かというと、今まで自分たちの中では普通だと思ってやってきた事が、実はここでしか出来ない、この人でしか出来ない、という事がわかってきたからです。オルガンビルダーの脇田直紀さん。フィールドバレエの舞台づくりのプロフェッショナル・小林雅之さん。ビール職人・中村和彦さん。バーテンダー・久保田勇さん。オルゴール館でピアノ演奏をされている平澤真希さん。成尾亜矢子さん。萌木の村の環境計画をすすめられているポール・スミザーさん。薪づくりの名人・輿水章一さん。
今まで普通にしていた皆さんが、実は他の誰にも出来ない技術とセンスをもっているプロフェッショナルある事に気づいたのです。そんな一人一人がそれぞれの得意な事を追求して、その人たちの力で新しい萌木の村を創ろうと考えるようになりました。
萌木の村のフィールドバレエでも、新たな挑戦のアイデアが生まれ始めました。来年のフィールドバレエは、今まで皆さんが考えていたものとは全く違う、清里だけの新しい提案をする事が出来ると思います。
それぞれのスタッフは、気がついたらとってもすごい実力を身につけていました。多くの場合、夢や発想があっても技術や体力がついていかず、出来ない事が多かったように思います。しかし私たちは清里という自然の中で鍛えられ、生きてきました。だから、皆骨太の技術と体力の持ち主ばかりです。
その人たちの役割を生かし新しい作品を今創ろうと思っています。今の時代はすぐに結果を出そうとしますが、私たちはコツコツと時間をかけ、3年、5年、10年と長いスパンで作品を作っていきます。その一歩をスタートしました。私たちには10年後のその姿が今見え始めています。皆さんには今私たちが日々やっている事はわかりにくいかも知れませんが、何が変わるか、どんな物が出来るか、想像して下さい。

 今の日本、皆夢を見つけにくい時代だと思いますが、夢は一長一短に出来る物ではありません。私達がコツコツやってきた事に神様がご褒美として、「夢」を与えてくれたのだと思います。
今私は毎日、明日が来るのが楽しくてしかたありません。10年後、3650日後に一日一日近づいているからです。これが【開拓】なんだろうなと思います。やっと先人たち開拓者の気持ちが、ほんの少しわかる自分がいる事に気がつきました。
この冬、お出かけください。そして私の「夢」を聞いて下さい。もしかしたら、一緒に夢を創る仲間になっていただけるかも知れません。
上次さんの気持ち
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「匠の部屋」のページがアップされました!!

ホール・オブ・ホールズ三階にある「匠の部屋」のHPが出来上がり、アップされました。オルゴールを通じてお客様・オルゴール関係者・オルゴール業者などオルゴールに関わるすべての方の集う場所になればうれしいです。色々なアイディアが集まり生活の中でオルゴールをいかに楽しみ豊かな生活がおくれるのか、新しい動きが始まる予感がします。ぜひご覧ください。

http://www.moeginomura.co.jp/HALLS/pro/index.html
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村役場より
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公開録音でオルゴール製作体験していただきました!!

東京FM毎週土曜日放送の「陽だまりハンモック」クリスマスパーティー公開録音でオルゴール館のオルゴール製作体験を皆さんに体験していただきました。曲は「ジングルベル」。オルゴールの調整をしていただいた後、ケースにクリスマスらしいトッピングをしていただきました。どんぐり・松ぼっくり・枝など清里の素材をふんだんに使っていただきました。皆さん楽しそうに体験されていました。最後には私どもからのクリスマスプレゼント「ミニモミの木ハンギング」をお渡ししました。モミの木の香りが皆さんを笑顔にしていました。

放送日:12月8日(土)11:30~11:55 東京FM
「陽だまりハンモック・クリスマスパーティー」
http://www.tfm.co.jp/hidamari/
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季節の表情
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八ヶ岳、お酒とジビエの冬祭り2012

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行楽の秋を締めくくる屋外イベント『八ヶ岳、お酒とジビエの冬祭り』が広場中央、炉を囲んでスタートしました。日差しはありましたが、朝の厳しい冷え込みもあり、炉のたき火に吸い寄せられるように、お客様が集まり始めました。

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我が萌木の村チームからは、ジビエ風のロールキャベツやスープ餃子などあったまるメニューがいっぱい!

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こちらはお隣・野辺山産の大根ステーキ。お召し上がり前に鹿肉のソースがかけられます。
そしてお肉たっぷり、味がしっかりしみたロールキャベツ。
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県内のワイナリーの皆さんのブースでは、新酒やおすすめの銘柄のワインがズラリと並んで、ワイン好きでなくても楽しめます。
負けじと萌木の村ブースからは暖かくなってきた頃合いを見計らって、冬季限定醸造の「アルト」を売り出します!
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炉の周りでは焼き芋や焼きマシュマロなどの無料アイテムが飛ぶように消えていきます。
特に焼きマシュマロはお子さん大好きですね。
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お子さんに人気といえば、ご存知ピエール。ピエール行くところに子供たちの輪が自然に出来ます。

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よそに人気を奪われたままで済まない人が一人。村長の舩木さんが、ブースの中から大きな声を張り上げて呼び込みします。もちろん、一般スタッフが真似出来ないようなトーク付きです。

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しまいにはオタマを持って盛り付けしだしちゃいました。気のせいか女性のお客様には特に盛りがよかったかも・・・。

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子供たちの注目が集まるブースはこちらにも。初めての電動ドライバーを使ってトナカイ作り。
クリスマス飾りも付けられて、上手に出来ました!
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こちらは恒例の「鹿解体実演」のコーナー。「見ることができません」という大人は普通にいますが、子供はまた興味津々。ジビエ祭りならではですね。
このイベントを境に、日ごとに寒さも増してきます。クリスマスまでには何度か白いお化粧をするかも知れませんね。
季節の表情
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ライトアップ開始!

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めちゃめちゃ冷えた朝、村人総出で村内要所のクリスマスディスプレイをしました。
メインは何と言っても広場のトナカイ隊。モミの木やリボンを一体一体きれいに飾ります。

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オルゴール館前では目を疑うくらいニョキニョキ君が増えていました。「最近そんなにあったかかったっけ?いや、むしろ寒いはず」と言うよりあまり寒暖で増えるものでもないでしょうが。
どこまで増えるのかはさておき、こちらも近々Xmas仕様になるみたいですよ。

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日が暮れて、今年も淡い灯りに浮かび上がるトナカイの群れが、広場にやってきました。
日暮れから夜9時までご覧になれます。なおクリスマスが過ぎても、冬期(2月まで)は連日ライトアップしていますよ。
季節の表情
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トナカイ隊、スタンバイ!

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今年もこの季節がやってきました。
村の広場から電ノコやドリルの心地よいメロディーが鳴り響いてきます。

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村の手練の男たちによって、この冬を駆け抜けるトナカイたちのスタンバイが完了しました!
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あとはクリスマスっぽく着飾ってもらい、命を吹き込まれるのを待つだけです。
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そしてトナカイの前で赤々と燃えるたき火は、ジビエの季節の到来も告げてくれますね。


【八ヶ岳、お酒とジビエの冬祭り2012】
http://www.moeginomura.co.jp/topics/diary.cgi?no=138
季節の表情
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晩秋、村の北から南から

村の北側では、木々を彩っていた赤や黄色の葉っぱがかなり落ちてしまっていますが、代わって別の季節の色が、目に飛び込んできます。
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ホテルのレストラン軒先には、今年も恒例の干し柿が吊るされています。

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オレンジのカーテンが鮮やかです。

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お隣ROCKの木になっているのは銀のボールやハートやプレゼント?そう、これはクリスマスツリー。
これからもっともっと賑やかに飾られていきますよ!
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上空高くSLも飛んでいます!

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南側ではまだまだ奇麗に色付いた紅葉をお楽しみいただけますが、今朝も風が強く、どんどん木の上・枝先の葉は足下の絨毯へと。
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落ち葉は集められ、専用の堆肥場で分解されます。そして次のグリーンシーズンには花壇や畑の土壌作りに役立てられます。

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博物館ではこの日、ウエディングセレモニーが行われていました。澄みきった青空、秋色に染まった木々、そしてオルゴールの音色でお二人の新しい門出を演出していました。
季節の表情
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温まって萌木の村の散策を!

朝晩気温が5度以下の日が続くようになった清里には、体を温めていただくために、やはり焚き火が必要となります。体を温めてオルゴール館・萌木の村を楽しんでいただきたいと今日から設置しました。まだ、紅葉の残る風景ですが確実に冬が近づいています!
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季節の表情
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シーズン到来です!!

クリスマスシーズンや卒業卒園記念オリジナルオルゴールの製作がいよいよ始まりました。希望曲の編曲が終了した曲からシリンダー(ドラム)製作を始めています。画像はピンを切り起こして検査をしているところです。いつのドラムに60~100本のピンが切り起されます。不具合があれば作り直します!御注文はまだ間に合いますので御希望の方はこちらまで御連絡ください。E-mail:takumi@moeginomura.co.jp
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季節の表情
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オルゴール出張講演会のお知らせ

12月1日(土)東京都多摩市にある施設「パルテノン多摩・マジックサウンドルーム」で「変り種オルゴール講座」が開催されます。ホール・オブ・ホールズのスタッフ名取がお邪魔して普段展示されていないオルゴールやオルゴールにまつわる部品などをオルゴールの音色とともに御紹介いたします。御興味のある方はこちらまで御予約を!
http://www.parthenon.or.jp/magic/1684.html

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季節の表情
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