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「第1回全国バレエコンクールin八王子」に寄せたお祝いのことばです。
コンクールに出場する皆さん、今日は今まで努力してきた自分を思いっきりアピールして自分自身楽しんで下さい。私はスペシャルオリンピックス日本・山梨の会長をしています。知的発達障害を持つ人達がスポーツを通して前向きに生き、仲間を作り、自分自身が誇りを持つ事がこのスポーツ大会です。国内大会の他に世界大会もあります。先日も冬の大会が福島県で行われました。私達山梨県からもアスリートが参加し、皆自分の実力を出し充実した大会になりました。私共の1人のアスリートがスピードスケー卜100mにエントリーしました。スケートを始めて間もない彼は皆がゴールした時にまだ3分の1位の所を1人で滑っていました。50mを越えた頃から会場からガンパレ!ガンバレ!の大きな拍手、大きく皆から遅れてゴール、でも彼は滑りきったのです。自分自身との戦いに勝ったのです。コンクールですから1位2位に入賞する人、賞に届かなかった人、色々な結果が出るでしょう。喜びと悲しみ、でも長い皆さんの人生にとっては、全ての結果が大きな財産です。たとえビリでも大きく胸を張って参加出来た事に感謝し、多くの仲間に支えられている事を知り、この大会を自分のバレエ人生の節目にして新しい希望に向かって欲しいと思います。100m氷の上で滑りきった彼がゴールでガッツポーズをとり、喜びを全身で表した姿に私は感動しました。ここに参加した全てのバレエダンサーが舞い終わって袖に引き上げた時、彼と同じ気持ちになれるよう祈り私の言葉とします。
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いよいよ清里も冬の眠りから覚め、芽吹きの季節になりました。そして私達も何か、スタートの体制に入ったような緊張の一瞬です。
4月にホール・オブ・ホールズでは2人のピアニストが世界で初めての、"オルゴールとピアノの共演"という新しい試みが行われます。コロンブスの卵ではないですが、ピアニストとオルゴールの共演などというのは、私の知る限り世界で初のプログラムです。
先日ある外国の方が日本人の仲間と一緒に来て下さりました。その中のイタリア人の方が自動演奏楽器を聴いて感動し、次から次へ、同じ楽器の曲をリクエストするのです。お連れの日本の方は、最初の1曲目は驚きと興味を持って下さるのですが、3曲目ぐらいになるとそれは苦痛のようです。それは何故かと言うと、私はこういう事だと思うのです。イタリアの方は曲を聴きながら、オペラやバレエ、ミュージカルの舞台が彼の頭の中を駆け巡るのです。だから、次から次へと・・・。しかし日本の方は美しい曲だったとしても、外国の歌を聴いているようなもので歌詞が分からないのと同じです。
これからのオルゴール館は、その"分からない事"の無いようにピアニストの2人が曲の説明をして下さるのです。来て下さった方が、オルゴールを聴いて「ああ、そういう事だったのか」、モーツァルトやショパンがものすごく身近な存在になる事は間違いないです。そして2人のピアニストは魅力的な方々です。ぜひ会いに来て下さい。
ホテルは4月に清里ならではのバーに改造します。どこにも無い、八ヶ岳のバーにします。久保田君という若いバーテンダーの夢と、私達スタッフ全員の夢として、清里の夜を楽しんでいただきます。
また広場の丘の所に穴を掘りました。10m奥に進み、途中で両サイドに3mの横穴を。何に使うかというと、そこで生ハムを寝かします。ワインセラーにもします。
私達は今『ザ・萌木の村』を追求しています。
楽しみに来て下さい!