萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
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夏休みはまだまだ続きます!

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まぶたの中では、フィールドバレエの舞台の熱い空気感が冷めやらぬ広場ですが、現実には既に舞台装置や照明塔はきれいに撤去され、まるで夏前の佇まいに戻っていました。

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けれど、暦の上ではまだ8月の半ば。
オミナエシのゆれる通りを、途切れることなく多くのお客様が行き交っています。

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そう、夏休みまっただ中ですから、この人の姿も見られます。
森のメリーゴーラウンドには似顔絵のサワムラさん。
この夏も8月いっぱいいらっしゃいます。

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萌木窯の前では、夏休み限定で"鍛鉄ワークショップ"がオープンしていました。

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けっこうちっちゃい子たちが、ハンマーを必至に振って、キーホルダーやペンダントトップ作りを頑張っていました。
お兄さんの体力が続く限り、毎日やってます!

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ロック前の駐車場では、お隣・野辺山高原の朝採れ夏野菜がたくさん並んでいました。
今年の夏は天候不順で苦労されたみたいですが、きれいで立派な野菜ばかりです。
こちらは不定期ですので、お休みでしたらごめんなさい。

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楽しい夏の思い出作りにピッタリ、村のあちらこちらをのぞいて見て下さい。
季節の表情
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恨めしい"雨"でした。

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写真に写るフィールドバレエ会場、雨ガッパを身につけられた皆様が、ステージの再開を待ちわびているところです。そしてこの後、湖のほとりのシーンを最後に雨脚は強さを増し、実行委員長・舩木村長に苦しい決断をさせることとなりました。
生憎の悪天候の中、長い間お待ちいただきました多くの皆様、本当にありがとうございました。
また来年、この会場でお会いできます事を心よりお待ちしております。
そして26年目の清里フィールドバレエ、11日間の感動とドラマをありがとうございました。
季節の表情
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マンスリー上次さん 8月号

joji2015-2.png 今、私は皆さんに一緒に考えてもらいたいことがあります。私は萌木の村の景観を美しくする為、4年前からポール・スミザーさんの指導の元、庭づくりをしてきました。彼は私に「清里では清里だけにしかできないナチュラルな庭づくりをしなければならない」と提案してくれました。私は過去30年間にわたって、それなりのガーデナーと呼ばれる方や専門家・指導者の元でローズガーデンやハーブガーデンなどいろいろな庭づくりに挑戦してきました。今振り返ると、どの庭づくりも中途半端なことをしてきたと思います。私もそれなりに庭づくりについて勉強し経験も積んできました。その為、ポール・スミザーさんの考えに反発したりそれは無理だと対立することもありました。しかし今では、彼の言っていることは必然のことであると感じるのです。私は、ポール・スミザーさんが森林や植物のことにおいて深い知識を持ち、そしてデザイン力(センスと言っても良いです)においても高い能力を持っていると、心から信じられるようになりました。私はこの萌木の村の庭づくりの考え方を、清里駅の周辺・清泉寮の前庭・聖アンデレ教会・美し森へと広げていきたいと考えています。そして、遠景の美しいこの清里を身近な近景も美しく整備することによって、本当に美しいまちにしたいと思っています。

 清里駅周辺の使われていない酷く荒れ果てた建物を、行政の力を借りながら取り壊し、景観整備をすることによって、世界一美しい清里を作り上げることができると思うのです。そうすれば太陽光パネルで収入を得なくても、この地で生きていくことができるのではないでしょうか。今の清里で生きていく為には、土地を持っている人は太陽光パネルでしか収入を得ることはできません。太陽光パネルのために景観が見苦しくなるから反対という人も、太陽光パネルに賛成の人も、もっともっとどうすればすべての人が未来にわたってこの地で生きていくことができるのかを考えてもらいたいのです。自分たちのことだけではなく、目先だけではなく、みんなの未来を考える時だと思います。

 私は最近、疑問に思うのです。なぜ自然豊かなこの北杜の地において、自然を活かすのではなくむしろ台無しにする太陽光パネルを設置するのでしょう。逆になぜ原発事故の起きた福島の地では太陽光パネルでの発電をしないのでしょうか。東北の被災地は復興工事も進み、何も手つかずの広いスペースがあちらこちらに広がっています。さらに、福島原発からの送電線は東京に向かって整備されています。放射能汚染された土地はこれから何十年も生活する場所にできないと思います。そこをメガソーラーの拠点として、その収入を土地の所有者に戻すべきではないか、と考えるのは間違っているでしょうか。もっと故郷のこと、日本のことを考えて、私達の役割を考えるべきではないかと思います。

 以前の萌木の村は、隣人の土地問題との戦いでした。美しい森の中へのマンション建設をはじめ、萌木の村の環境を守る為に7か所の土地を高値で買い取って守ってきました。きれいな美しいまちを作るためには多くの知恵と負担が必要だと思います。行政には是非ドイツ、オーストリア、イギリス等海外の先進地に学ぶことをお願いしたいと思います。未来の財産を失う事なく、今我々は何をすべきか、本物の一流と言われる田舎を作るために!

なぜ、この国には2つの基準があるのでしょうか。例えば、50ヘルツと60ヘルツです。お互いの縄張りを作り、既得権益を守ろうとします。私が子供の頃、地域には小さな水力発電所があり、集落はその発電量で賄われていました。それらの小さな発電所は東京電力と中部電力に吸収されました。また、人口問題にしても何が何でも今の人口水準を維持して、経済力を落とさずに経済的にのみ豊かになろうとする考え方はどう考えても無理があると思います。
ニュージーランドは人口400万人です。日本の四国を取り除いたくらいの国土の面積です。でも、人々は豊かに暮らしています。人口が少なくなっても、生きていく工夫があれば何も悩むことはありません。
私達は今、新しい時代に対して、今までの考え方ではなく、まったく新しい時代に対応するための生き方を考える時だと思います。私達は時代の進歩と共に(今は決して進歩していなかったのです)便利さ、効率、規格という名のもとに多くの知恵と伝統的な技術を失いました。田舎での生き方はまだ、その失いつつあるものを取り戻せる可能性が高いのかもしれません。  
たった一度の人生で、皆さんが手に入れたいものは何でしょうか。私は“感動”が一番手に入れたい宝物です。だから、いつまでも挑戦し続けたいのです。同じ物、同じ事は感動が薄れていきます。同じ物、同じ事でも、ほんの少し前へ進むと、大きな感動を手に入れる事が出来ます。今、始まった清里フィールドバレエも同じ事です。昨年より、一歩前へ、ちょっと工夫を凝らした内容になっております。皆さんに感動をプレゼントする事が出来たなら、私はもっと大きな感動を手に入れる事が出来ると思っております。皆さんに会場でお会いする事を楽しみにしています。
上次さんの気持ち
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清里フィールドバレエ開幕!

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今年で26回目を迎える「清里フィールドバレエ」が、7月30日ついに開幕しました。
初日から最高に感動のステージが繰り広げられ、会場からは「ブラボー!」のかけ声が多数聞かれました。
清里の本当に熱い夏の始まりです!

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全日、自由席にてご用意が可能です。
皆様のお越しをお待ちしています!

http://www.moeginomura.co.jp/FB/
季節の表情
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涼し気な作品が並んでいます。

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ナチュラルガーデンに囲まれた坂道の途中、パーゴラの下で並べられているのは、南アルプスglass工房さんのガラスの器たち。

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やさしい色とやわらかいフォルムのカップ、ワイングラス、一輪挿し等、強い陽射しが降り注ぐ中で涼し気な光を反射してくれています。

週末ごとの出店ですが、フィールドバレエ開催期間中は毎日お越しになるとの事です。
ぜひご覧になって下さい。

http://www.alpsglass.com/
季節の表情
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『川口ゆり子 バレエの軌跡展』より

いよいよ今年も「清里フィールドバレエ」開幕の瞬間が近づいてきましたが、本公演に先立ち、オルゴール博物館ホール・オブ・ホールズの地下展示室にて、清里フィールドバレエ特別企画『川口ゆり子 バレエの軌跡展』が開催されています。
この夏もオデット役としてフィールドバレエのステージに立たれる川口ゆり子さんが、初めて「白鳥の湖」全幕に主演された頃から現在に至る、およそ半世紀の歴史をたどる展覧会です。
きらびやかな舞台衣装、装飾品、輝かしい受賞トロフィーに掲載雑誌など、貴重な品々をご覧になれます。

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会期/2015年7月23日(木)〜8月11日(火)
※観覧にはオルゴール博物館の入館料が必要となります。
村役場より
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アジサイ、そろい踏み。

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滝見の丘遊歩道沿いのヤマアジサイが見頃を迎えましていました。

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一カ所でこれほど花が咲き揃うとさすがに圧巻です。

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こちらも同じく遊歩道、開拓の鐘寄りの付近。ヤマアジサイにたいへん似ていますが、ノリウツギのようです。ちょっとだけ大振り。

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一番早く咲き出したコアジサイもまだまだ時間差でご覧になれます。日陰の株は今がベスト、明るいところの株は花が落ちた後の形状も可愛らしいです。

ということで、ただいまこの遊歩道では3種類のアジサイが開花している状態でご覧になれます。
今だけですよ!

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広場のフィールドバレエ会場。舞台装置には先日運び込まれたコンパネが全て敷き詰められていました。着々と進んでいるようです。
季節の表情
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マンスリー上次さん 7月号

joji2015.png 私は萌木の村の10年後、20年後そして100年後のことを考えると本当に楽しくて仕方がありません。この萌木の村の美しい環境のなかで、スタッフのみんなはどんな仕事をしているのだろうか。私達が1つ1つ積み上げたガーデンの石積み、私達がポール・スミザーさんの指導の元に植えた山野草達はどんな美しい姿をみせているのだろうか。そしてホテルはどんなホテルになっているのだろうか。ROCKはアジアNo.1のビールを作り続けているのだろうか。オルゴール館はどんな企画でお客さまに感動を与え続けているだろうか。実は、オルゴール館を計画した30年前、私はこう考えていました。この建物は100年後にも残るような木造建物にしようと。そして、大工さん達と一緒に考え作ってきました。京都のお寺が今の時代にもしっかりと残っているように、そんな思いでオルゴール館を作りました。

私は萌木の村に美しい環境を作りたいとこれまでずっと作業を続けてきました。最初は 自分たちで遊歩道を作り、コスモス畑にローズガーデンそしてハーブガーデン、キッチンガーデンといろいろなガーデンを作っては途中でやり直すような事を40年間も繰り返してきました。中途半端な失敗の繰り返し、いつもベストではなく、ベターの仕事を行い満足していました。しかし、それが今、何をしなければいけないかはっきりと見えてきました。最初からわかっていれば、今頃は出来上がっていたかもしれないと思う時もあります。でも失敗があったからこそ、今、やるべきことがはっきり見えるのだろうと思います。
今、私の行っていることは決して自分自身の理想ではありません。私の理想が100点としたら40点にも満たないものです。私の描いている100点を仲間たちにどう伝えていけるのか、例えば、「美しい景観」という1つの言葉にしても、私のイメージと同じように受けとめてくれるとはかぎりません。

私のイメージする「美しい景観」とは、私の子供の頃の清里の景観です。聖アンデレ教会の建物や八ヶ岳、すずらん畑、そして石垣など、今でも世界中で一番美しかったと思います。でも、私はずっとそう思っていたかというとそうではありません。その時代ごとの現実に、私が子供の頃見た清里の景観の美しさを忘れていました。やっと、ここ4年でそのことを思い出しました。私の願いは萌木の村だけがきれいになれば良いのではなく、美し森、清里の駅前、清泉寮、聖アンデレ教会がきれいになって欲しいのです。萌木の村が今、実現しているこの方法でもう1回それぞれの場所が「美しい姿」を取り戻し復活してほしいのです。なぜ、私が復活と言うのか、それは清泉寮も聖アンデレ教会も私の子供の頃は実はとてもきれいだったのです。私はそれを取り戻したい。戦争を知らない世代に戦争の悲惨を伝えていくことが大変なように、私のできることは理想に近づけるためにコツコツと作業を続けていくことです。

私は言葉で人に伝えることには限界があると思っています。五感で感じてもらわなければわかってもらえないものです。この文章を読んでいただいている方にとってもそれは同じだと思います。たぶん、みなさんはそれぞれ想像しているのでしょう。でも、萌木の村に来て見て五感で感じてもらった時に、初めて、私の言っていることをイメージとしてわかってもらえるのではないでしょうか。

萌木の村のナチュラルガーデンでは、3,000トン以上の石を使ってきれいな石積み整備している最中です。また150種以上の山野草がポール・スミザーさんの見事なセンスと  バランス感覚で植えられています。このナチュラルガーデンをぜひ五感で感じてもらいたいと思っています。山梨県のいたる所が、いつか私達の行っている方法で景観を作っていったら世界で一番美しい所になるのではないかと思います。そして、ここ清里に住む人達が誇りを持っているようにしたいのです。これは決して夢ではなく、実現できると思います。すべては第一歩から始まります。清里最高、萌木の村最高!
上次さんの気持ち
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フィールドバレエの舞台作りが始まりました!

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先週末より、広場に大量の鉄骨や資材が運び込まれ、本年度開催の「清里フィールドバレエ」の会場作りがスタートしました。
ご覧の通り、早々ステージの骨組みは完成しています。2基の照明塔も左右に立ちました。

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この日は、村人たちによって舞台の土台となる木製のパネルが広場に運ばれました。

これから公演間近まで、会場準備のため広場周辺では関係車両等の往来もあり、ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承ください
村役場より
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大森たつしさん/CD発売記念マリンバコンサート

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6月19日(金)・20日(土)の両日、ホール・オブ・ホールズにて開催された、大森たつしさんのCD発売記念マリンバコンサートの模様(写真は土曜日のもの)です。
当初は6/19の一日だけの予定でしたが、チケットがあまりにも早く売り切れてしまったため、急きょ翌日の追加公演を決定しました。
結果として、二日間で200名様ものお客様がお集りいただき、本当に盛大に、楽しいコンサートとなりました。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。あえなく今回コンサートにお越しいただけなかった方々も、ホール・オブ・ホールズの音楽家の演奏の時間に大森さんのマリンバとオルゴールの演奏がお楽しみいただけます。ぜひお越し下さい。

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季節の表情
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