萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
<< November 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

梅雨を彩ります。

150611-1.jpg
今年の梅雨は忙しい空模様。雨の降る日と日の照る日が交互にやってきます。
言い換えれば日光と水分がバランスよく大地に降り注がれ、植物はいつもの年より早くたくましく成長しているかのよう。そう思いながら村を見渡すと、梅雨空の分厚い雲の下でも森やガーデンの草花たちが生き生きして見えます。
緑の中にヤマボウシの白がまぶしい!

150611-2.jpg
ガーデンではハマナス、サンショウバラ、ノアザミなどなど。
150611-3.jpg

150611-4.jpg
忘れてはいけません、コアジサイたちも堅い緑色のつぼみから白い花たちへ変化を見せてくれています。
150611-5.jpg
※滝見の丘遊歩道沿いは木陰にあるため、開花はしばしお待ちを。

150611-6.jpg
そしてロックまでには今年も花いっぱいの車に乗ったスコップさんが。
(よーく見るとイベントの案内看板を表示して、お仕事中だったのね)

そんな訳で、清里は楽しい梅雨のまっただ中です♪
季節の表情
- | -

草原ワインランチパーティー2015

150607-1.jpg
今年も初夏の恒例『草原ワインランチパーティー』(旧:"山梨ワイン"ティスティングフェア)が、牧場通りオーベルジュの牧草地で開催されました。青空の中にも多少の雲もあり、陽射しが強過ぎず、屋外でのお食事イベントには最適の陽気に恵まれました

150607-2.jpg
イベント名称は変わりましたが、県内人気ワイナリー数社のブースが立ち並ぶワインコーナーは更に充実!ワイン好きな皆様が選りすぐりの一本、おすすめの銘柄を端から順にテイスティングされていました。

150607-3.jpg
このイベントの目玉は何と言ってもワインによく合う、気持ちの良い屋外でも気軽に食べられるメニューをプチホテルグループのシェフたちが特別に作って持ち寄るお食事ブース。
ハット・ウォールデンからは山菜のかき揚げが登場!地元で採れた山菜と野菜、さくら海老がたっぷり入っています。つゆが塩、お好みで召し上がっていただきました。

150607-4.jpg
地鶏の卵を使ったふわふわのオムレツはオーダーをいただいてから焼き上げます。
150607-5.jpg

150607-6.jpg
デザートは南極の氷のゼリーに旬のフルーツを添えて。涼やかです。

150607-7.jpg
心地よい生演奏のBGMが流れる中、美味しい料理とともにワインもついつい進んでしまう、そんなパーティーでした。
季節の表情
- | -

マンスリー上次さん 6月号

joji2015.png 私は今、ウイスキーとのコラボレーションだけにとどまらず、「清里フィールドバレエ」を中心に、ここ清里を世界で一番素敵な場所にしたいと思っています。実は清里はその条件は整っています。八ヶ岳、南アルプス、秩父の山々、そして富士山と四方を美しい山々に囲まれ、その景観の素晴らしさはどこにも比較するものがないと心から感じています。
清里に住んでいる私達にはこのすばらしい環境が日常風景の当たり前のものなってしまっていて、宝物である事を自覚していないのではないかと思います。その事をしっかりと自覚し遠景の美しさをさらに美しくするために、近景の景観をしっかりと整備してくことが大切になります。さらに、この地に住む人達が誇りを持って未来に向かい、こつこつと自分磨きを行い、町づくりをしていく事が大事であるとも思っています。私はこの地に住む人達が人間として志を高く持つ事が出来た時に、この地はすばらしいまちになると確信しています。今、私のやっている「清里フィールドバレエ」やポール・スミザーさんと行っている「萌木の村ナチュラル・ガーデン」づくり、若い従業員達の夢の実現に向けたサポートは、まさにその第一歩です。

今、私は朝の目覚めが楽しくて仕方ありません。「清里フィールドバレエ」の25周年を記念してサントリーの名誉チーフブレンダーである輿水精一さんのブレンドウイスキーを昨年、300本限定でつくりました。そのウイスキーが「ウイスキーワールド」というウイスキーの専門書において、この10年のウイスキーを振り返る特集の中で、日本のブレンドウイスキー部門で最高の評価を得ることになりました。また、この10年間に日本で発売されたスコッチ、バーボン、ジャパニーズウイスキー等の中で、日本のウイスキーとして唯一「清里フィールドバレエ25周年記念ウイスキー」が10本の中に選ばれました。このウイスキーはブレンダーの輿水精一さんが「清里フィールドバレエ」を鑑賞してくださり、そのイメージをウイスキーの味を通して表現した、幻のウイスキーなのです。今や
インターネットの時代、皆様もインターネットで「清里フィールドバレエ25周年ウイスキー」と検索してみてください。今、この業界では大きな話題の1つになっています。このウイスキーには以下のような説明文があります。

毎年7月から8月にかけて、約2週間の日程で八ヶ岳南麓清里高原、萌木の村、特設野外劇場で開催される清里フィールドバレエは、日本で唯一、連続上演されている野外バレエ公演として今年で25年を迎えます。
劇場では見ることのできない、また感じることのできない野外バレエならではの芸術。自然と共存し、風になびく衣装の美しさに感動し、月に照らされる舞台に自然の恵みを思い、その瞬間を刻む時に、喜びを感じる。この感動を一人でも多くの方に体験していただきたい、日本にも野外バレエを定着させたいという思いが、清里フィールドバレエに結実しました。
このオリジナルウイスキーは「清里フィールドバレエ」25回目の公演を記念して生まれました。ボトルに浮かび上がるのは、月明かりに照らされた華麗な踊り。フィールドバレエならではの優美さ、繊細さをイメージしました。
山梨県北杜市の白州蒸留所モルト原酒を厳選。清里フィールドバレエ誕生の年、1990年に蒸留したモルト原酒を主体に、多彩な個性のモルト原酒をブレンドしたピュアモルトウイスキーです。山梨県の豊かな森で育まれた白州蒸留所モルト原酒の透明感ある華やかな香り、長期熟成由来のまろやかさが、軽快なスモーキーフレーバーでいっそう引き立ちます。25年の年月をゆっくり感じながら、長く続く心地よい余韻をお愉しみください。


今年も「清里フィールドバレエ」記念ウイスキーの製作を企画しています。今後の展開をぜひ楽しみにしていてください。
上次さんの気持ち
- | -

アヤメが見頃です。

150527-1.jpg
ROCK南側からスミザーガーデンにかけて、ただいまアヤメの紫が非常に鮮やかです。

150527-2.jpg

150527-3.jpg
例年より早くピークを迎えたツツジに主役のバトンを渡されたかのよう。

150527-4.jpg
でもあと一週間ほどもすれば、主役の座におどり出るのはアジサイになる運命(?)

150527-5.jpg
開拓の鐘の付近ではコアジサイがつぼみを順調に膨らませていました。
そうそう、コアジサイに誘われるまま、滝見の丘遊歩道に分け入ってみて下さい。アジサイのつぼみは小さいままですが、このところの異常とも言える暑さをひととき忘れさせてくれますよ。
ああ、森は素晴らしい!
季節の表情
- | -

マリンバ大森たつし×清里朝市!

150517-1.jpg
清里駅前広場でお客様の前にして演奏しているのは、、、

150517-2.jpg
ホール・オブ・ホールズでお馴染みのマリンバ奏者・大森たつしさん!

150517-3.jpg
毎週日曜日、清里駅前通りで開催されている朝市「おめざめマーケット」に、特別ゲストとして出演されていたのです。
パートナーは一緒に地元ラジオに出演されているお仲間の吉田さん。お仕事場の夜勤明けから直行されたそうで、お仕事場の制服のままです。楽しいトークで演奏の合間も盛り上げてくれました。
150517-4.jpg
先日発売されたCDの収録曲からも数曲を披露、吉田さんのギターやアフリカの太鼓との共演も見事でした。

150517-5.jpg
ピエールも今日はストリートオルガン奏者としてステージに参加。
演奏後も子供たちに囲まれてバルーンを膨らましまくっていました。(お疲れさま)

清里に、新たに楽しい朝市が誕生しましたね。日曜日の朝は駅前通りを歩いてみてくださいね♪
季節の表情
- | -

初夏の花たち、続々と。

150515-1.jpg
村内では春の花に替わって、初夏を代表する花たちがお目見えするようになってきました。
ウォルナットグローブ向かいに立つコナシ、ピンクのつぼみと白い花が可憐です。
150515-2.jpg

150515-3.jpg
ローズガーデン・フェアリーテイルズではクレマチスが見頃になってきています。

150515-4.jpg
萌木窯の南側に咲くライラック。
見事ですね。
150515-5.jpg

150515-6.jpg
ハット・ウォールデンのエントランス付近をツツジが彩っています。ツツジの見頃はこのあと広場へと順に南下していきます。
季節の表情
- | -

マンスリー上次さん 5月号 号外

 私の植えた山野草がまたまたポール・スミザーさんに植え変えられました。

IMG_5475.jpg

 萌木の村広場の石積みが進み、新たに山野草を植える場所が増えました。そこにポール・スミザーさんが株分けした物や種から育てた苗を植えていくのです。私のお世話になった友人で今は80歳になる富士見町の造園家・小池さんという方がいます。萌木の村の中にハルニレ、コブシなどの大きな木を植えてくれた私の恩人です。小池さんが広場の環境整備のお手伝いしたいということで山野草の苗を持ってきてくれました。私はなるべく早くポットから植え変えてあげた方が良いと思いました。しかし、ポール・スミザーさんは忙しい人ですから、待っていてはいけないと思い、自分でスミザーさんのまねをして空いているスペースに植え込みました。しかし、同じようにやっているのに全然素敵にならないのです。スミザーさんと作業を始めてすでに4年目を迎えますから、だいぶ技術はぬすんだつもりですが、何かが違うのです。そうこうしているうちにスミザーさんが新しい苗を持ってやってきました。そして作業を始め一言「又変な人がおかしな所に植えている」。私は今度こそお手伝いできただろうと思っていたのに、またまた全部抜かれて植え直しです。「この花はここじゃないよ」、「ここに植えたらかわいそうだよ」、「これは山の中だな」、「最近は変なおじさん(私の事)は気持ちだけはあるから許すけど」と言って笑います。植え直した後、不思議なことに本当に素敵に見えるのです。同じ山野草なのに、植え変えただけなのに、生き生きとしてくるのです。彼はよく「ここに植えたらかわいそうじゃない」と言います。一つ一つの植物には植えられるそれぞれの場所があるようです。

 私のやっている植え方は、多分こういうことだと思います。まつげを鼻につけたり、口紅を目の回りに塗ったり、どこおかしいのでさらに付け足してみる、だから植えても植えても素敵にならない。私だけでなく、多くの人が私と同じような事をしているのではないでしょうか。それを解決する方法は、草・花のことを勉強する、欲をかかない、根や葉が広がるスペースを確保してあげることです。理にかなってないことはどこかアンバランスなのですね。

 人も同じです。私達も自分に合った居場所が一番幸せで素敵に見えるはずなのです。ポール・ラッシュ先生は天才的な感性の持ち主でした。今、ポール・スミザーさんのやっていることを60年前にやり始めたのです。そして清里は美しい高原になっていきました。『an・an』、『non-no』の影響もありましたが、清里だけが小海線の中で特にすてきな観光地に開発されていきました。

 今、私達はポール・スミザーさんと出会うことができ、ポール・ラッシュ先生のまいた種を復活させるチャンスをもらいました。感性(センス)を理論武装したやり方を萌木の村のガーデン作りを通して次の時代に残していけたらいいなと、失敗を通して感じる今日この頃です。
上次さんの気持ち
- | -

春というよりは、もう初夏?

150505-1.jpg
広場の東斜面からロックにかけて、今年もタイツリソウがたくさん開花しました。

150505-2.jpg
かわいらしいハートの形の花が鈴なりに!
見ていて楽しいですね。

150505-3.jpg
オルゴール館前のカエデも良く見ると花芽がついていました。

150505-4.jpg
広場を吹き抜ける風があったかくて、ついこの間モエギザクラを見上げて春ですねって言ったばかりだと思っていたら、すぐそこに夏が来ているようにも思えます。
季節の表情
- | -

GW突入!

150501-1.jpg
GWもまだまだ序盤、でも今年のモエギザクラは早々ピークを過ぎてしまった感じです。
しかし替わって村のあちらこちらでジュンベリーが一斉に咲き出しました!
150501-2.jpg

150501-3.jpg
GWに合わせてオープンしたエッセンガルテン横の「森のソフトクリーム」。

150501-4.jpg
今年の’おすすめはクラカケマメのきな粉をトッピングして。美味しいです♪

150501-5.jpg
春と初夏が’一緒に来ちゃったみたいな錯覚を覚えるヤマブキの花。

150501-6.jpg
でもその頭上にはこれから花開くぞ!と準備中の桜のつぼみたちがいました。

150501-7.jpg
ソフトクリーム同様に今シーズンスタートほやほやの「ひろばカフェ」。

150501-8.jpg
こちらのおすすめは何と言っても腸詰屋のソーセージ!(ワッフルも人気ですよ。)

150501-9.jpg
セグウエィのガイドツアーは萌木の村を経由して森の中を散策します。

150501-10.jpg
色とりどりの花に囲まれた清里高原・萌木の村、GWもいろんなお楽しみが待っていますよ!
季節の表情
- | -

マンスリー上次さん 5月号

joji2015.png   清里のポール・ラッシュ博士が“アメリカンフットボールの父”と呼ばれている事を知る人は少ないでしょう。なぜ萌木の村が作るビールの名前が「タッチダウン」なのかを知る人も少ないでしょう。

 今回中村多聞さんが共同通信社のサイトの週刊TURNOVERで分かりやすくポール・ラッシュ博士とアメリカンフットボールとタッチダウンビールの関係を解説してくれています。その中でいろいろアメフトに関った人達が登場しますが、今の私達が誇りを持って仕事をしていかれるのは、そのような方々の計り知れないご理解とご協力があったからだとつくづく思います。ビールの専門誌(Beer&Pub 2015 SPRING vol.13)において今月号から3回にわけて「タッチダウンビール」の物語が掲載されます。世界的なコンクールでアジア№1、世界で金賞をとることができたからです。醸造スタッフがいつもここだけのビールを作りたいと言い続けてきた結果だと思います。(彼らにとって口惜しいのは、私がお酒を飲めないために、醸造スタッフは私からうまい!と褒められることがないのです。どうか皆さん我々のビールが美味しかったら、うちのスタッフを褒めてやってください)

 で、話しは戻ります。アメリカンフットボールの日本チャンピオンを決めるのが1月に東京ドームで行われる「ライスボウル」です。最優秀選手(MVP)に贈られるのが「ポール・ラッシュ杯」です。中村多聞さんは2回その頂点を決める「ライスボウル」に出場しましたが、1回しか「ポール・ラッシュ杯」を手にすることはできませんでした。そんなアメリカンフットボールのスーパースターの一人・中村多聞さんが、東京西麻布の居酒屋「塩屋」で「タッチダウンビール」を皆さんに飲んでもらうために取り扱ってくださることになりました。今の時代は本当に人のつながり、キズナ、何かの縁、そんな結びつきがとっても見直されているのでしょうね。

 この清里の地というのは何がすごいかというと、やはりポール・ラッシュ先生がこの地を選んでくれたということです。始まりはすべてそこからです。考えれば考えるほど、不思議でたまりません。私達と中村多聞(「塩屋」)さんとのつながりも、どう進化していくのかとっても楽しみです。

 関わる人達が共通の想いで結ばれているということがとっても大事なことだと思う、今日この頃です。
上次さんの気持ち
- | -