南極の氷001
TOPICS | 13.04.07
先日、村長がどのような経緯か「南極の氷」を手に入れて来ました。はじめはどんなものなのか興味半分、ちょっと疑いの気持ちもありながら観ていました。
早速、ウィスキーに注いでみたのですが、パチパチ♪と小気味いい音が響いて参りました。この音の由来は、南極の氷のでき方に有りました。南極は通年で氷点下のため雪がほとんど溶けることがありません。その為、降り続いた雪が長い年月(数万年から数十万年とも言われています。)をかけて圧縮され氷の様になっているのです。空気は冷やされると圧縮されるため、水分に触れて溶けてきますと弾けるようにして、氷塊のなかから飛び出してまります。
炭酸を注いで、同様な形で泡立っても同様の音を聞く事は出来ませんでした。それくらい強い勢いで氷の中から空気がはじけている事が分かります。この音は数万年前の「風の音」あるいは「空気のささやき」と言えるかもしれません。
今後、この氷はホテルにあります「バー パーチ」にて提供される予定です。この時を超えた空気のささやきを是非聞きにきてください。