マンスリー上次さん 2月号
TOPICS | 23.02.01
74年目の人生が始まりました。あっという間の73年間でした。この時代に生まれ育ったこと、この地で生まれ育ったこと、そして同じ時代を生き出会えた人たちとの絆、これらのことが私という人間の存在価値を作ってくれました。もちろん私に影響を及ぼした物は他にもたくさんあります。しかし、意識に関することは生まれた時代、場所、出会った人の影響が特に大きいと思います。私の73年間はあまりにも変化が大きな時代だったと思っています。いや、幕末から今日までがすごい変化の時代なのでしょうね。そして今も流動的です。その中で生きているということは何かと思うのです。存在価値が大事だと思うようになりました。では私の存在価値は何か?!人から求められる、必要とされる何かを持っているということ。
では、私の役割は何か?!戦後の貧しい時代にポール・ラッシュ先生とその仲間たちが出会い、八ヶ岳の麓の高原で理想の農村づくりを目指した、そんな開拓地で私は幼少期を過ごしました。そう、私は開拓2世です。先人たちが開拓の種を撒いた清里を駅伝の第二走者として受け継いだような気がします。開拓者だった親からタスキを受け継ぎ、次の走者に渡そうとしています。その私の走り方が大事なのでしょうね。
そのタスキに込められた想いは・・・“Do your best, and it must be first class. Paul Rusch”
そんな想いで、全力で駆けてきたつもりです。
萌木の村村長