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マンスリー上次さん6月号

TOPICS | 23.06.04

格差社会といわれるが、富裕層と貧困層の経済的な格差だけでなく、多くのことや物、考え方が二極化しているように思える。

 

AIや科学技術の進化は、我々人間がそれらを使いこなす能力と知恵を持っていないとメリットにもなるしデメリットにもなる。特に人間性も二極化しているのではないかと思われる。良い人と悪い人と言ってもそれぞれの立場で良い人と悪い人は全く異なる。ロシアとウクライナの問題でもそうだ、我々から見ると侵略行為だが、ロシアで暮らすロシア人はほとんどがウクライナへの侵攻は正しいことと思っている。これらの対立は、UFOを宇宙人と見るか未確認飛行物体を見たかの考え方の違いで、決して理解しあうことはできない。それを理解しあうのには人間は互いに愚かだということを自覚し、謙虚にならなければできない。

 

れをどこから学ぶかというと自然の中に身を置き、ゆっくりじぶんも地球上の多くの命の中のひとつとして周りを見渡すと小さな自分が見えてくる。実は萌木の村のナチュラルガーデンはまさにその事を気付かせてくれる最高の場所のような気がする。植物がデザインされてきれいに植えられているだけではなく、そこに関わった人も草花も木も微生物も昆虫も小鳥たちもすべてが役割を持っていて、その助け合いのハーモニーが萌木の村の風景になっているのだ。だからその中でそのことに気付くと自分が見えてくる。だってすべての生き物は真っ裸、誰も見栄を張っていないし素直に生きている。人間だけが見栄を張り着飾り自分勝手に生きていることに気付かされる。その中から我々は二極化の社会の中でどちらの価値の道を選ぶかを考えるべき時だと思う。今、は絶対に正しい!あちらが間違っている!と決めつけて対立する時ではないと思う。自分の価値観は決まっていても相手の価値も認める懐の深さは必要なのだと思う。最近やっとわかったことは、微生物を大事にしないと我々の未来はないということ。このことは長くなるので次の機会に。

 

人間も生まれてきたときは何も持たずに生まれてきたはず。そしてあの世に行くときも何も持たずに旅立つもの。それなら生きている今、存在している現在に何をするのか?自然の中でゆっくり考えてみてはどうだろうか?!萌木の村の自然が教えてくれるはずだ。