復活!夜のオルゴールコンサート
TOPICS | 16.08.26
かつて、毎週水曜日と土曜日の夜に開催されていたホール・オブ・ホールズ「夜のオルゴールコンサート」。さまざまな事情から現在は開催されていませんでしたが、開館30周年を迎えた今年、特別に二夜だけ復活開催することになりました。
8月25日 およそ10年の時を越えて、当時と同じく午後8時、コンサート開幕です。
進行をつとめる名取館長代行。現在では、以前の夜のコンサートを知る唯一人のスタッフです。百戦錬磨のあの名取さんから、ただならぬ緊張が伝わってくるようでした。
二部構成の第一部は、オルゴール博物館ホール・オブ・ホールズが今日まで貴重なオルゴールの数々をコレクションしてくるまでの道程に触れながら、オルゴールの音色をお聴きいただきました。オルゴール収集にまつわる裏話、苦労話がてんこ盛りです。
演奏中ですが、間近で内部の仕組みまで見る事ができる、これも夜コンの醍醐味の一つ。
夜のコンサートの名物・お茶の時間。
このゆったりとした時間の中で、スタッフとお客様、またお客様同士でコミュニケーションをとられ、オルゴールや音楽を介した新たなネットワークが生まれていきました。
以前のコンサートにご参加いただいたことのあるお客様にお話を伺いました。
「毎回日帰りで来ていました。小さい子どもを連れて、コンサートが終わって22時頃から東京に帰っていました。昼の演奏も良いけど、夜のコンサートの楽しみを知ってしまうとね」
夜コン復活の知らせを知って、懐かしくなってご参加下さったとの事でした。
第二部は過去にはなかった試み。テーマは「癒しのオルゴール」。
コンサート後の名取さんは、「久しぶりに来館されたお客様も、初めてご参加くださったお客様からも、たいへん喜んでいただけました。手応えは感じられました。10月29日のコンサートでも、今までになかった内容でお楽しみいただきたいです」と、意気込み十分でした。
また開催を希望されるお客様のお声が多くなれば、かつてのように定期的とはいかないまでも、季節ごとに開催することも夢ではないかも。
「アットホームなコンサートにしたい、自宅でオルゴールを聴いているような。そう、手の届くところにあるオルゴールのコンサート。」
数年感あたためてきた名取さんのびっくり箱が、復活したコンサートで開かれようとしています。