マンスリー上次さん 2月号
TOPICS | 17.02.01
ものすごく寒い日が続く中、暖かい日が突然やってきたり、そしてまた寒さが襲ってきたり、自然は本当に不思議ですね。
私は最近大学に行って自分の価値観や人生観を話す機会があるのですが、若い彼等にはそれぞれに大きな悩みや問題があって苦しんでいる事を改めて知りました。実は私もROCK火災事故の後、資金繰り等大きな問題で頭の中がパニック状態に陥りましたが、いい意味で開き直る事にしました。今私はどう考えているかというと地球規模で考えたら小さな小さな問題、宇宙規模で考えたら塵のようなもの。私にとっては昨年・今年・来年と、すごい大変な長い時間だと思うのですが、46億年の地球の歴史の中ではほとんど記録にできない一瞬です。でも人間の営みの中では大きな問題と長い時間です。私達が生きている時間は約3万日です。その中で、苦しい時や厳しい現実に直面することが多々あると思いますが、その時落ち込んだり、悩み心が乱れたり、人に八つ当たりしたら負けなのだと思うようになりました。今こそ、明るく楽しく希望を持つことです。すべて目の前に起る問題を正面から受け止め、逃げない。そして感謝する。そうしていると今がすごく楽しい、ワクワクした時になるのです。学生達の問題や悩みを聞いてやり、その事を客観的に見つめさせ、その事から学んだり育つ事を、ほんの少しですが教えてあげられるようになりました。
この世に命をいただいたという事は、どんなに奇跡的で素敵な出来事なんだろうと思えてならないのです。私がこの時代に誕生するまでに何人の人が関ってくださったのでしょうか。オヤジとオフクロ、そのおじいちゃんとおばあちゃん。400万年前までさかのぼるといったいどうなるのでしょうか。何かのアクシデントで先祖の出会いがなかったら、今の私はこの世に存在していません。そう考えると少し頭が悪いとか、背が低いとか、デブであるとか全部大した事ではないと思うのです。生きている事は、すべてがうまくいく事ばかりではありませんが、それをすべて楽しみ、その中から夢を追う。地球の時間軸で見ると、ほんの少しの与えられた人生の時間を目一杯充実させようと思うのです。