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TOPICS | 18.08.16

新しいビールは「トロピカルラガー」!

1枚目はFar Yeast Brewing専用グラス。オサレですよね。ベルギービールでよく使われる形ですが、ジャーマンスタイルを信条とする八ヶ岳ビールに親しんでくださっているお客さまには新鮮かも。こんな風に、ビールってスタイルが違えば、グラス等々いろいろ変わるんです。

さて、昨日ご案内したFar Yeast Brewingとのコラボ醸造ですが、現時点では「トロピカルラガー」という名前になりそうです。

特徴は「トロピカル&ホッピー」。これ、最近のクラフトビール・ムーブメントを牽引するペールエールやIPA(インディアペールエール)といった、エール(上面発酵ビール)で頻繁に使われる表現ですね。

それをラガー(下面発酵ビール)で実現しようというのが今回の醸造です。

狙いは、南国のパッションフルーツを思わせるような瑞々しい香りと、すっきり軽やかなマウスフィール。そしてホップの香りがダイレクトに伝わる、いわゆる“ホッピー”な仕上がりをイメージしています。

これを実現するために、今まで欧州産ホップを使うことがほとんどだった八ヶ岳ブルワリーは、今回、「モザイク」と「エルドラド」という米国産ホップを初めて使うことに。

さらには、近年クラフトビール業界でよく知られるようになった「ドライホッピング」という、主発酵後にホップを投入して香りを一層高める手法にも初めて挑戦します。
※ 一般的なラガーの醸造では、ホップは発酵前の煮沸段階で投入されます。

そのドライホッピングについて豊富なノウハウを持つのがFar Yeast Brewingです。その一方で、同社の柳井ヘッドブルワー(2枚目写真左)はエールのスペシャリストであり、ラガー醸造は今回が「ブルワー人生で初めて」とのこと。

そんな風に、双方にとって新しい挑戦となる今回の醸造。「仕上がりイメージはしっかり描けている一方、やっぱり初挑戦だけに、どんな風に着地するかは分からない面もあって…。逆に言えばそこが楽しみでも」という松岡ヘッドブルワー(2枚目写真右)と柳井ヘッドブルワーでした。

何より「トロピカル&ホップ」ということで、今までの八ヶ岳ビールになかった風味ですから、今回は八ヶ岳ビールを普段飲んでくださっているお客さまにとってこそ、新しい挑戦になるのかもしれません。

 

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