マンスリー上次さん1月号
TOPICS | 19.01.01
新年明けましておめでとうございます。
私は初めて1月1日を萌木の村以外の場所で迎えます。昨年の11月に股関節の手術を行い、今月の中旬までリハビリが必要で県内の病院に入院中です。
この期間、本を読む時間、御見舞いに来て下さる皆様との時間は多くの事を気づかせてくれた貴重な時間となりました。そして、自分の人生を見直し反省する事も出来ました。あの時の判断、全ての節目節目の判断は正しかったのかという事が見直しの一番大きな事だと思います。特にリーダーと呼ばれる会長や社長など「長」の付く役職の人は他の人とは役割が違います。全ての行動がそこに関わる一人一人の人生にまで影響を与えてしまいます。今の時代は会社状況が変わり、価値観が大きく変わりつつある時代の中で、判断して方向を決めていかなくてはなりません。今まではモデルになるものや、参考になる設計図があるから勉強して、それに従えばそれなりの成果が望めたのですが、これからの時代は誰もが経験したことの無い未知が溢れる世界になるでしょう。本当に勇気が必要な冒険の旅のはじまりです。今回、社長をもう少し続けるならば、更に身につけなければ役割を果たせない事に気づきました。その必要な事とは、知識・探究心・感性(センス)・人間関係(信用信頼)・何よりも人間力(志の高さ)です。私は全てに欠けています。自分が無力であることを知りました。その中でも役割として今私に出来る1番良い判断をしなければならない責任があります。萌木の村の仲間は皆素晴らしい人達です。その人達が一生懸命やっていても会社組織としてNOという判断を出さなくてはならない事もあります。何が基準かというと「多くの人の幸せ」「未来に対する基礎作り」「若者への希望」が柱にあります。私達萌木の村が地域の未来モデルとなり、その事で将来の清里再興戦略となり、この私達のふるさとに種を蒔いた先人達の想いを花咲かせるためのタスキを次の世代に渡す役割だと思っております。私は1月で70歳になります。残りの時間はそんなに長くは有りません。しかし、気力、体力が許す限り歳を理由に逃げることはしません。「明日からやろうではなく、今からやる」の想いで道を切り開いていきます。清里第一世代が開拓したこの地を我々はクリエイティブカントリーにし、次の世代に先人達は良くやったと数十年度言ってもらえるような生き方をしたいと宣言し、今年の最初のあいさつとさせて頂きます。
※今までの人生を今回振り返ると皆様との出会い、あの時あの人に会ってなかったら、あの時教えてもらっていなかったらとつくづく人の出会いが人生の道を開くのだと思いました。今までお会いできた皆様に心から感謝!
舩木上次