オメデトウ!ドウ・ユア・ベスト
TOPICS | 20.03.22
現在、新型コロナウイルスの感染拡大により各方面、数多くの影響が出ていますね。私達も例外ではなく、3月にご予約いただいていた謝恩会などが全てキャンセルになりました。
一般営業では本当にありがたいことに多くのお客様にお越しいただいております。
もちろんこのまま世界がどうなってしまうのか不安ですし、最悪も考えなければいけないとも思っております。しかし、不安に怯えていても始まらないのできる対策はやり、こんな中でもご来店くださるお客様に美味しい料理とホスピタリティー感じてもらえるように営業を止めないことしかできません。いや、経営的に営業は止めれないと言い換えた方が的を得ているかもしれません。
そんな中、政府が2月28日、全国すべての小中学校や高校などに3月2日から春休みに入るまで臨時休校とするよう各都道府県の教育委員会などを通じて要請しました。このことを発端として日本社会に様々な影響が出たのはご存知かと思います。
賛否両論あると思いますが私達は一番大切なのは子供達にどんな影響があるかじゃないかと考えました。特に令和、初の卒園・卒業式だというのに規模を縮小して行われるということに悲しい気持ちになりました。
卒業という節目に、心から喜ぶことが出来ないことはご本人のみならずご家族、地域の方々も残念な思いをされていることと思います。そんな卒園・卒業生の皆様に、少しでも安らぎを感じてほしいと思い、八ヶ岳南麓近郊限定ではありますがに食事券を送りました。 *なぜ食事券の表題が「オメデトウ!ドウ・ユア・ベスト」なのか?
1946(昭和21)年8月15日、兵庫県西宮市で、戦時中禁止されていた全国中等学校野球大会が開催されました。そこで清里開拓の父、ポールラッシュ博士は主賓として招かれ祝辞を述べたのでした。この大会が少しは甲子園が再開されるきっかけとなったのではないでしょうか?また、この大会のためにポールラッシュ博士は硬式ボールやグローブなどを贈ったそうです。 「戦争で中断したスポーツの復興は、再建日本の急務である。•••本大会を機に、再び野球が幾十万の若者の若者の血潮を沸かすことであろうと確信する。オメデトウ。ドウ・ユア・ベスト」
今年は甲子園も中止になりましたし、オリンピックもどうなるかわかりません。意味のあるタイミングだと思いましたのでその締めの言葉を今回は使わせていただきました。
彼が残した歴史、偉業に触れるたび胸が熱くなります。
そしてその歴史を私達が引継ぎ、次の世代に繋いでいかなければなりません。困難は続くでしょうがきっと大丈夫です。私達にはこの大自然がついています。こんなタイミングだからこそポールラッシュ博士と同じようにこの地方の山々にこそ日本の希望があると確信しています。
ほんの少しの安らぎと誇るべき歴史がこの地域の子供達へ届くといいな。 *食事券は期限を設けておりません!新型コロナウイルスの影響がなくなってからご利用ください。
むしろ20年後自分が親になった時、子供の卒園、卒業のタイミングで使ってもいいかもしれません!
参考文献
『ポールラッシュ100の言葉』