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自粛期間中に…

TOPICS | 20.05.18

文章が長くなってしまいますが、、

さてさて
このたび自粛期間中に
カクテル 「マンハッタン」を
Bar Perch流に磨きあげようと
試行錯誤しておりました

銘柄を変え、
配合のヴァランスを変え、
時にはウイスキーをブレンドし、
細か~い作業を積み重ねて、
やっと今のPerchが表現したい「マンハッタン」
に辿り着きました‼️

バーボンやライウイスキー
アイリッシュなどいろいろ試し、
出た結論は「ブレット ライ」

ライならではの旨味とキレ、スパイシーさも
ありながら、とってもフルーティー🍸

ふくよかなコクが欲しいけど、
フィニッシュは気持ち良くキレがあって、
もうひとくち、もうひとくち、
と杯が進む味わいにしたい。

スパイシーさと旨味が欲しいけど、
フルーティーな甘みも欲しい。
でも、もったりベタつきたくない。

そんなワガママを追及して
「ブレット ライ」に辿り着きました🐈

合わせるベルモットは
「カルパノ アンティカフォーミュラ」
1786年創業当時から
変わらぬレシピで作り続けている
長期熟成のプレミアムベルモット🍷
なんと230年以上の歴史ですね!!

ふくよかなフレーバー。熟成感。
葡萄やデーツのようなフルーティーさ。
バニラ、シナモン。クローブのスパイシーさ。
上品な苦味

そして、
ボディに厚み、味わいに芯。
フィニッシュにキレが欲しいので
ビターズも試したのですが、
味わいがビターズに
やや寄りがちになってしまう。
もちろんビターズ入れても美味しいですが☺️

なので、代わりにほん~の少しだけリキュール
「ピコン」を加えることにしました。
オレンジと薬草のほろ苦甘いリキュールです。

ウイスキープロフェッショナルが表現する
現在のPerch流「マンハッタン」
ぜひご賞味いただければと思います🐱
(=^ェ^=)

その他、
いろいろ試して好印象なベースウイスキーを
いくつかご紹介させていただきます
あくまで私個人の感想ですが。。
(ФωФ)

「クラウンローヤル ノーザンハーベストライ」
世界的なウイスキー評論家ジムマーレイ著の
ウイスキーバイブル2016にて、
ワールドウイスキーオブザイヤーに輝いた
カナダのライウイスキー。
今回のマンハッタンのベースでは
ブレットライに次いで、第2位でした
驚くほどに華やかな味わいで、
アイリッシュウイスキーをベースに作った
マンハッタン寄りのフルーティーさを
放っておりました
とても美味しくてブレットライと迷ったのですが
僕が表現したいマンハッタンとしては
ちょっとフルーティー過ぎるかな、、、と。
惜しくも2位に。

「オールドオーバーホルト」
定番のアメリカンライウイスキーですが、
やっぱり美味しい‼️
ライ麦の旨味としては一番じゃないでしょうか。
フィニッシュのキレの良さも好印象で、
カクテルベースとして、まさに秀逸
王道が王道たる所以を
しっかり味わせていただきました。

「ブラックブッシュ」
こちらはアイルランドのウイスキーです。
1608年創業とも言われ、
現在操業中のアイリッシュウイスキー蒸溜所の中では最古の歴史を誇る蒸溜所。
熟成が長いモルト原酒を80%以上使用。
シェリー樽熟成原酒もブレンド。
なかなかにハイスペックなウイスキーで、
柔らかくフルーティーな味わいは特筆モノ。
マンハッタンのベースにすると
まるでカルバドスをベースにしたかのように、
リンゴのフルーティーさが強く出て、
面白い仕上がりでした
いくつか他のアイリッシュも試したのですが、
やはりカルバドスの様なリンゴ感が。。🍎
アイリッシュの個性がそうさせるのですかね。
他にはないフルーティーさのマンハッタンが
仕上がりました~!

ちなみに、
バーボンウイスキーも
マンハッタンにはよく合いました🐔

特にウイスキーのカクテルは
ベースのお酒を変えることにより、
全く違う仕上がりになると思います
そこが難しくも本当に面白い。
正解もありません。
十人十色。好みもそれぞれです🎵
皆様もぜひいろんなお酒でカクテルをお楽しみになってみてくださ~い。

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