マンスリー上次さん 5月号
TOPICS | 21.05.01
コロナ禍だろうがどんな状況だろうが、立ち向かう勇気のある人達がいることを知りました。そのような人達は皆明るい!なぜそういう考え方ができるのか興味深く聞いてみた。「人生で一番楽しかったのはいつだった?」という私の質問に、その方の答えは「今が一番楽しい」というものでした。私はそんなひとりの方と出会いました。
実はここ数年、私は苦しみ、悩み、愚痴をこぼしていました。今置かれている状況を他人のせいにして、世の中のせいにし、自己弁解をしていました。しかし、よく考えてみると自分の努力不足、勉強不足、怠慢からくる能力不足が原因だったのです。なのに自ら逃げていたのです。
「苦しい」「辛い」は、自分の能力を越えているからです。自分の可能性の限界までは、他者から見たら大変なことでも、好きなことなら、そして問題解決できると思えば、どんなことも耐えられる。努力することも決して辛くはないのです。池江璃花子さんの白血病からの復活劇はまさにそれを私に気付かせてくれました。特にリーダーとか人の上に立つ役割の人は周りや他者から見たら、なぜこんな大変なことを淡々とやり遂げているのだろうと思うことがありますが、その人にとっては普通のことのようです。だから「苦しい」「辛い」と思ったら背負っている荷物を減らすのです。実力・能力以上のことは無理をしない、能力が身について楽しく普通にこなせる時にやるのです。人間とは本当に頭の良い馬鹿ですね。見栄とか欲とか世間の目とかを気にして自分を見失います。もちろん何も努力しない、目標を持てないは、ただの怠け者。そして人間失格です。私達はいつでも挑戦して、新しい景色を自分の目で見るのです。五感で感じる素晴らしさに気付ける自分を作り上げていくのです。若い時は無理をすることも楽しいものです。若い時はその特権を活かして思いっきり失敗をし、失敗したら逃げずに謝り、失敗の原因をつきとめ、より失敗から学び、再び挑戦するのです。
自分を振り返ると、失敗と間違いの連続でした。でもずっと楽しかったのです。でもここ2・3年ちょっとちがう自分に気がついたのです。「これはまずい」「必ず原因があるはず」と、自分を見つめなおしその原因を突き止めようとしたのですが、何かと自分に都合よく解釈し自分の悪いことはすべて他者の責任に!だから病気と同じではっきりものを言ってくれるお医者さんのような友人が必要なのだと気が付きました。素直なつもりでも自分の欠点は隠す自分がいます。それでは自分は変えられません。
私は昨年癌になりました。全部調べて手術して、その後また検査して・・・生き方もまた同じですね。
よーし!コロナ禍の中でも笑って、感謝して、感動して、新しい未来を・新しい景色を見てやろう!と思っています。
萌木の村村長