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マンスリー上次さん12月号

TOPICS | 21.12.01

先日、肥土伊知郎さんと対談をしてきました。すごい人です。今や世界中から注目されている「ベンチャーウイスキー秩父蒸留所」の創業者です。そこで感じたことは、今ある私達の会社や事業は私達が始めたことと思っていますが、実は自然や先人たちが築いてきた物の上に立って、時の流れの一部分を担っているだけだということを気付かされました。

 

この度、清里フィールドバレエ32回目の公演を記念して「眠れる森の美女」のイメージで記念ウイスキーを作ってもらいます。そのウイスキーは肥土伊知郎さんが蒸留所を立ち上げた13年前から仕込んだウイスキーで作られています。「眠れる森の美女」のイメージとは・・・バラに包まれたお城、時の流れ、物語の複雑さなどですが、それらをいくつもの樽の原酒を使って表現します。しかし、その樽の木は樹齢200年のミズナラやホワイトオークが使われています。その木の種はいつどのようにしてそこに根をはったのか?などと考えればロマンですね!それらが偶然私達がやっているバレエ公演と結びついて、さらにウイスキーを飲まれる人と結びついて輪が広がって行きます。そして未来に繋がります。

 

人生とはいったい何なんでしょうね。駅伝のタスキを渡していくランナーのようです。私のたすきは誰に渡すのか?!そしてその先には何が見えるのか?!私はこれからの時代は全く新しい価値の時代に突入すると思います。それなら自分達で新しい価値を作りたいものです。そのために今全力で走り、新しい時代の新しい価値を作る人達のために役立ちたいものです。

 

令和3年12月1日

萌木の村村長

舩木上次