照明「色づくり」作業
TOPICS | 16.07.24
日もとっぷり暮れた広場のフィールドバレエ会場で、照明チームの皆さんによる「色づくり」の作業が始められました。文字通り、公演プログラムのシーンを彩る色を、様々な照明を組み合わせて作っていきます。
照明スタッフのライズ・古賀さんに、フィールドバレエならではの苦労話を伺いました。
「やはり星空の下の劇場で、天井が無いということ。一般的な劇場では側面の他に天井に仕込んだ照明で真上から照らすことができるのに、ここではそれが使えません。しかも年々照明に関する注文や求められるイメージが高度になってきています。ですが、私達も『できない』とは言いたくありませんので、限られた数の機材や場所で何とか応えてみせようと工夫して頑張っています」
との事でした。
また、本公演では(照明の、という意味で)何に注目してお客様に観ていただきたいですか?との質問に、
「バレエです!」
と一言。
「バレエを引き立たせるための照明なのです。バレリーナが、作品が、音楽が、公演終了後にお客様の心に残っていれば、それが一番良いこと。照明がきれいだったね、なんて照明が目立ってしまうようであれば、逆に反省してしまいます」
だそうです。
こだわりの職人さんたちによる色づくりは、夜遅くまで続けられます。
森と光が織りなすマジックによって浮かび上がる物語の世界・・・、
さあ、いっしょに飛び込んでみましょう。