私がどう判断するか。
TOPICS | 16.08.27
一つの大きな出来事が起こると、その事に関わっている人も、関わっていない人もそれぞれの立場で感じ方が違います。
今回の事故をきっかけに、私に対して、萌木の村に対して様々な意見が寄せられています。優しい励ましの言葉、厳しい指摘、過去の出来事に対してや、その時の事故対応やその後の対応について等。大きな事であればある程その影響は大きくなります。
一人の人間が責任を取る今回の様な場合、私がこれからどのような生き方をすればよいのかが、今問われているような気がします。一人一人見方が違うが、それぞれの方が大多数の意見はこうだと考え、それぞれの見方から私に注意してくださります。強く思っている人、そこまで関心の無い人でも二人以上で話している時は、強く思っている人の考えがそこでの共通意見になります。
私は今これからの生き方で何を考え実行すべきか、360度からの見方、意見を聞き、ある方向を見つけなければなりません。その方向にいる人からは「良し」といってもらえるますが、対局にいる方からは「違う」と言われる事になると思います。
答えもその時の条件(人・物・場所・時代)によっても異なってきます。
私が物心ついた時は家の中に裸電球が一つ、後は薪ストーブ、井戸、そんな今では貧しいという生活環境でしたが、その時は貧しいとは誰も思っていなかったはずです。
そこからたった60年でこの今の豊かさが実現された事はすごいと思っていましたが、最近その豊かさがなにか違うのではと思い始めた時でした。これからのことも含めた今回いただいた多くの意見を取り入れて新しい再建の形になっていくと思います。
より本物、正しいと思われる事をしたい。
今の時代多数の意見が正しい訳でもありません。私が今思うことは私と関わっている人、萌木の村と関わっている人のために仕事をしたい。その人に喜んでもらえる事、感動してもらえる事を探したい。
このような事が起こると、今まで感じたことの無い事を感じたり、見えなかった物が見えてきたり考え方も色々ある事を知ります。知れば知るほど前え進む事が怖くなり、そこから逃げ出したいと思ったり、判断することを先延ばしする人もいるとは思いますが、そんな状況の中でも私の知る先人達はそのような火災や事故の後に、皆強く判断し行動する姿を見てきました。私はポール先生の火災の後の行動力を見ていただけに、今自分がどうリーダーシップを取るか非常に参考になります。そして、ある方向に向かっていままで以上に強く進む人間に進化しているように思います。まだまだ良い方向に進化するために。
今後ともよろしくご指導ください。
平成28年8月27日
萌木の村村長 舩木上次