BAR  PERCH

清里・萌木の村のホテル「ハット・ウォールデン」2階にあるバー「パーチ」。〝止まり木〟とい名のオーセンティックバーです。ここは〝萌木の村スペシャルウイスキー〟のすべての銘柄を飲むことができる特別な場所。
バーのオープン当初からチーフバーテンダーを務める久保田勇に、ウイスキーやバーに関するあれこれを聞きました。

世界トップクラスのクオリティとレアリティ

萌木の村スペシャルウイスキーは、今現在飲めるウイスキーの中で、日本はおろか世界でトップクラスのクオリティとレアリティを持っていると思います。
美味しさや数量限定という点のみならず、フィールドバレエのシリーズはバレエの作品のイメージを思い浮かべて、その世界に浸りながら味わう体験ができるという意味でも、他に例がない特別なウイスキーです。
さらにそれに対してのお値段も、価値がわかる方にとってはありえないくらいのコストパフォーマンスの高さ。
ありえない金額で、ありえない中身。これを飲みにわざわざ清里のこのバーに足を運んでいただく、その価値があると思います。

思い思いにテイスティング

国内からだけでなく、海外からもこれを飲むために遠路お越しになる方々がおられます。
Perchには萌木の村スペシャルウイスキーのすべての銘柄が揃っているので、ここでしかできない飲み比べをされる方は多いです。清里フィールドバレエのイチローズモルト26th〜29thの4種飲み比べをオーダーされたり、さらに25thを同時に飲まれたり。
皆さんカウンター席に座って、ストレート、常温で飲まれます。チェイサーで舌をリセットしながら、じっくり時間をかけて味わっていらっしゃいますね。ご自身のテイスティングノートを記録して、SNS発信を楽しんでいる方もおられます。
 
ちなみに、萌木の村スペシャルウイスキーを飲みに来店したのがきっかけで、清里フィールドバレエの舞台そのものにも興味が湧いて毎夏観に来てくださるようになったり、清里周辺の観光に度々訪れるようになったお客様もいらっしゃいます。

ウイスキーは飲み比べる楽しさがあるお酒

ウイスキー、特にシングルモルトは、銘柄ごとの味や香りの振れ幅が、他のお酒よりも大きいと私は思います。だから飲み比べる楽しさがあります。
ウイスキーの原料は基本、麦。ビールと同じですが、麦からつくられたお酒とは思えないほど、いろんな果物の味や香りがしたりするんです。実にさまざまなキャラクターのウイスキーがあるので、あまり偏らずに多種の銘柄を飲んでみて、経験を積んでいくのが面白いと思いますね。
 
Perchではウイスキーファンの方がわざわざ足を運んでご満足いただける品揃えを心掛けております。ここと同じ北杜市に蒸溜所がある白州のシリーズはもちろん、竹鶴35年、余市20年、89年蒸溜の駒ヶ岳、軽井沢といった日本の長期熟成ウイスキー、そしてマッカラン25年の60年代蒸溜、ボウモアのブラック、ホワイト、ゴールドといった世界的に大変貴重なウイスキーもございます。

ウイスキー初心者の方や苦手な方へのおすすめは

ここはホテルバーということもあり、バーが初めてという方やウイスキーを飲んだことがない方、苦手だという方もいらっしゃいます。私はそういう方々を〝はまらせる〟のが案外得意と言いますか、ウイスキーマニアの方にはもちろん、そうでない方にも美味しいと思ってもらえるようなウイスキーを探して出逢っていただきたい。おすすめしたものを飲んで喜んでもらえると、その反応を見て嬉しくなります。
「ウイスキーはわからないから、一番安い(熟成が若い)ものでいいです」とおっしゃる方がよくいますが、そんな方にこそ、普段よりちょっとだけいいものにトライしてみることをおすすめするんです。なぜなら初心者の方ほど、熟成が若いウイスキーに美味しさを見つけるのが難しい場合があるためです。
〝値段〟と〝美味しさ〟は完全には比例しませんが、熟成年数が長いお酒の方がアルコールの角ばった感じが取れて、フルーティーさなんかも変わってきます。
しかし最初からものすごく高いものを飲むのは、飲み手の経験値が足りないために複雑な味や香りを100%拾えなかったりしてもったいないので、お財布と相談しながら、とてもわかりやすい美味しさを持っている「ちょっといいウイスキー」を飲んでいただく。すると美味しいものって理屈抜きに美味しいですから、「あれ、ウイスキーってこんなに美味いものだったんだ」と知ることになります。
その後なら、ランクをちょっと下げて飲んでも、不思議と美味しさを拾えるようになります。

カウンター席に座ってぜひ「わがまま」を

それから、バーに慣れていない方こそカウンター席に座ることを躊躇せずに、どんなものが飲みたい、最近どんなものを飲んでいる、苦手ならばどんな感じが嫌だったかといったことをバーテンダーにお話しいただければと思います。わがままに思われそうなことでもお話してもらった方が、お客様のお好みによりぴったりくるお酒をお選びすることができます。
 
心からくつろいでいただきたいので、カウンター席はハイスツールではなくあえてローチェアに。もともと5脚という少なめの数をゆったりめに並べています。
また、女性一人でも安心して飲みに来れるのがいいお店だと考えており、バーならではの非日常感を味わえる、いい空気感を大切にしています。木製の扉で外界と隔てられたバーは、一見入りにくそうに見えるかもしれませんが、一旦入ってしまえば心地よくいられる空間ということでもあります。

清里の夜を彩るさまざまな酒

ウイスキーだけではなく、Perchではお好みに応じてラム酒やブランデー、コニャックなどもお出ししています。
また、山梨周辺の季節のフレッシュフルーツを使ったカクテルを楽しみにこのバーに来られる方も多いですね。
 
山梨県産をはじめとするワインについては、ホテル1階のレストランネストでお召し上りいただけます。
八ヶ岳ビールタッチダウンの醸造所を併設するブルワリーレストランROCKもすぐそばにありますので、ROCKでクラフトビールと食事を楽しんでから、食後酒をゆっくりと味わいにPerchに来ていただくのもおすすめです。
飲んでそのまま宿泊ができるのがホテルバーの良いところ。お好みのお酒を心ゆくまで味わって、清里の夜をご堪能ください。

PROFILE

久保田 勇 くぼた いさむ

東京で生まれ育つ。2009年27歳のときに山梨に移り住み、萌木の村株式会社へ。就職面接の際、前職がバーテンダーだったことを社長に話すと、バーを新設しようということに。ホテル内にオープンしたバーパーチでチーフバーテンダーを務める。一時東京で改めて修行を経験。
ウイスキープロフェッショナル、ウイスキーレクチャラー、ラム・コンシェルジュ。山梨カクテルコンペティション優勝、横浜インターナショナルカクテルコンペティション銅賞、PBO全国バーテンダーズコンペティション2022 銅賞、2024銅賞、東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2021、2022審査員、2023特別審査員。
May.2024

Perch パーチ

※ご宿泊以外のお客様もお気軽にご利用ください。
住所

山梨県北杜市高根町清里3545萌木の村
ホテル ハット・ウォールデン2F

営業

17:00~25:00 (L.O 24:00) ※最終入店23:00

定休日

無し臨時休業と時間短縮営業のお知らせ

TEL

0551-48-2131

テーブルチャージ

¥600
※17:00~19:00までの利用はチャージ無料
 ※お酒を飲む方同伴のドライバーはチャージ無料

Free Wi-Fi

スタッフがサポートいたします。バリアフリーではありません。